映画に逃げた

観た映画について書きますがホラー比重重め

ハリケーン、家、ワニ『クロールー凶暴領域ー』ストーリーと感想※ネタバレあり

クロールー凶暴領域ー

コメディ度:1/10

グロ度:4/10

感動:3/10

リアリティ:4/10

人に勧めやすいか:10/10

満足度:9/10

目次

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作品情報

2019年製作/アメリカ/上映時間87分
原題:Crawl
配給:東和ピクチャーズ

監督:アレクサンドル・アジャ

製作:クレイグ・フローレスサム・ライミアレクサンドル・アジャ

製作総指揮:グレゴリー・ルバスール、ジャスティン・バーシュ、ローレン・セリグ

脚本:マイケル・ラスムッセン、ショーン・ラスムッセン

撮影:マキシム・アレクサンドル

美術:アラン・ギルモア

衣装:モミルカ・バイロビッチ

編集:エリオット・グリーンバーグ

音楽:マックス・アルジ シュテフェン・トゥーム

出演:カヤ・スコデラーリオ、バリー・ペッパー、モーフィッド・クラーク、ロス・アンダーソン

 

あらすじ

ヘイリーは、疎遠になっていた父が、巨大ハリケーンに襲われた故郷フロリダで連絡が取れなくなっていることを知る。父を捜しに実家へ向かったヘイリーは、地下室で重傷を負って気絶している父を発見。しかしその瞬間、背後から何者かに襲われ、地下室の奥へと引きずり込まれてしまう。浸水のタイムリミットが迫る中、大量発生したワニのテリトリーとなった思い出の我が家から、負傷した父とともに脱出を図るヘイリーだったが……。

ストーリー

以下ネタバレあり

 

 

 

大学で水泳選手として奨学金を受けている女子大生のヘイリーは、幼い頃から父親の厳しい指導を受けていた。

この日の練習が終わり、着替えていると姉から電話が入る。

フロリダに大型のハリケーンが近付いており、一人暮らしの父親と連絡が取れ無いという内容。父親と仲違いしていたヘイリーだったが、心配して車で父親の住む家に向かう。

 

ハリケーンが接近し雨風が強まる中、父親がいる町には避難勧告が出されていた。交通規制も始まっていたが、ヘイリーは強引に規制を突破して父親の家にたどり着く。

家の中に父親の姿はなく、飼い犬のシュガーだけが残されていた。犬を残して避難するはずがないと、ヘイリーは父親が売る予定と言っていた、むかし住んでいた実家に犬を連れて向かう。

 

実家には父親の車が停まっているが、家に入りいくら呼びかけても反応がない。シュガーが床下に反応を示したため、ヘイリーは地下室へと降りた。この地域はもともと湿地帯にあり、付近の湖などとも水路が繋がっている。

地下室の奥でヘイリーは父親を見つけた。父親は気を失っており、片足骨折、肩に爪痕のような傷が残っていた。

ヘイリーは父親を1階に上がる階段へと運ぼうと試みる。その時突然、大きなワニが襲いかかってきた。ヘイリーは父親を引きずりながら、狭い配管の下をくぐってワニの襲撃を逃れる。

父親が意識を取り戻した。父いわくワニは地下室の配管を通ってきたらしい。

助けを呼ぶため、ワニから逃げる時に落としたスマホを取りに行く。ワニは水中の音を良く拾い、陸地でも目が利くと父が警告。

ヘイリーはワニが別の場所にいったタイミングを見計らってスマホを拾うが、そこに別のワニが襲いかかる。実は地下室に侵入したワニは1匹ではなく、正確な数など分らないほどだった。ヘイリーは足を噛まれながらも逃げ出し、父親がいる場所とは離れた狭い配管の隙間に隠れる。

父親から階段以外にも1階に上がる出口があると聞き、ヘイリーは水かさの増した地下室を泳いで別の出口を探す。なんとか出口を見つけたものの、出口の上にはキャビネットが乗っていて扉を開けることは出来なかった。

 

ヘイリーがふと外を見ると、向かいのコンビニに3人組の火事場泥棒が入っていた。ヘイリーは必死にライトで合図を送る。そのうちの1人がライトの光に気づき、近付いて来た。

しかし、道路に溢れた水の中にもワニは潜んでいた。3人は数匹のワニに囲まれて食われる。

ヘイリーが失望していると、避難していない人が残っていないか確認しに来た警官2人がボートで家の近くへやって来た。警官の1人ウェインはヘイリーの昔馴染みで、ヘイリーが規制を無視して家に向かったため、心配して様子を見に来た。

ウェインはヘイリーが地下にいることに気づき、階段から下の様子を伺うが、ワニに襲われてしまう。もう1人の警官も家の外でワニに喰われた。

こんなことをしている間にも水がどんどん満ちていく。八方塞がりになった2人は昔の事を話す。お互いのすれ違いが解消し、和解。

父親が計画を思いつく。内容は父親がパイプを叩いて囮になり、ヘイリーがその隙に階段へ向かうという単純なもの。実行し、父親が音を立てるが、階段の前には大きなワニが鎮座したまま。

ヘイリーは危険を承知でワニの進入口とされる配管を目指す。

ヘイリーが慎重に水路の中を進んでいくと、ワニの卵を見つけた。ワニたちはこの水路の中に棲み着き、繁殖していた。ヘイリーはワニに襲われるが、警官の死体から取った拳銃で撃退。

配管をくぐり抜けてなんとか地上に出た。家に戻ったヘイリーは、父親の頭上の板を剥がしてなんとか父親を救出。

 

父親は堤防が決壊する前に、水面に浮かんでいるボートで逃げようと提案。家からボートまでは少し距離があり、ワニの潜む水中を移動しなければいけない。ワニに気付かれぬよう静かに移動開始。

ここで堤防の決壊を知らせるサイレンが鳴り響く。時間が無いと知った父親はヘイリーにお前の速さならワニに追いつかれないと激励。ヘイリーは父親の言葉を信じて危うかったもののボートにたどり着いた。

父親を乗せ、逃げようとした瞬間に堤防が決壊して大量の水が津波のように押し寄せた。ヘイリーと父親を乗せたボートは、再び家の中へと再び押し流される。

 

家の中でヘイリーと父親は離ればなれに。屋上で救助を待つことに決め、互いに屋上を目指す。

父親は階段をのぼって屋上を目指した。ワニに片腕を食いちぎられながらも飼い犬を連れて屋根によじ登った。

一方ヘイリーは家の外壁を伝って屋根に登ろうと考える。しかし、ワニに体を食いつかれてしまう。ヘイリーは水中に落ちていた発煙筒でワニに根性焼き。なんとかワニを撃退した。

その後父親の助けを得て屋根に這い上がる。2人に気付いたヘリコプターが近づいてきてEND

感想

アマプラで観ました。

ゾンビとサメのパニックムービーは腐るほどあるのにワニは珍しいよね。しかも監督はアレクサンドル・アジャ。ピラニア3D面白かったから期待して観ました。

一番の驚きは数だったな。数匹出てきて一体ずつ倒したりするのかと思ったら頭数すら分んないの。いつ出てくるかも検討付かないわ、普通に強すぎるし絶望感がエグい。観るまでは倒して終わりの映画だと思ってたよ。

全編通して結構シリアスなんだけど途中に餌要員が投入されるシーンは笑った。2人だけの的じゃワニの暴れっぷりを発揮させられないからね。でもさすがに早く死に過ぎでは?

個人的にだけど後半が退屈に思えた。映像は凄いんだけどね。父親救出までは楽しめたんだけど、途中から見てる方が状況に慣れちゃって怖さが半減。腕が食いちぎられるとこは良かったけど他はあんま記憶に残んなかった。やっぱり前半の上がっていく水位による焦りが緊張感を高めてて、脱出した時点で一区切りついてしまったというか。必要だけど蛇足感が否めない。

クロール ー凶暴領域ー (字幕版)

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