映画に逃げた

観た映画について書きますがホラー比重重め

監督ルチオ・フルチ????『サンゲリア2』ストーリーと感想※ネタバレあり

サンゲリア2

コメディ度:4/10

グロ度:4/10

感動:1/10

リアリティ:3/10

人に勧めやすいか:7/10

満足度:7/10

目次

www.youtube.com

作品情報

1988年/イタリア/上映時間94分

原題:ZOMBIE 3

監督:ルチオ・フルチヴィンセント・ドーン

脚本:クラウディオ・フラガッソ

撮影:リカルド・グラセッテイ

音楽:ステファーノ・マイネッテイ

SFXメイク:フランコ・ディ・ジローラモ

出演:ディラン・セラフィアン、ベートライス・リング、リチャード・レイモンド、アレックス・マックブライド、ウリ・レインターレ

あらすじ

東南アジアで終末を楽しむ男女に有毒ウィルスで汚染された動物たちが襲いかかった!噛みつかれた彼等は苦しみながら死亡。しかし、恐怖はここから始まる。ウィルスの影響でゾンビとして蘇生した彼等が人肉を求め徘徊しだしたのだ。続々と数を増やすゾンビに占領される街。生き残った人々は脱出を計画、ヘリポートに向かう。だが、そこにも血に飢えたゾンビが待ち構えていた。

ストーリー

以下ネタバレあり

 

 

 

青白く横たわる遺体にホルダー博士が"デス1"と呼ばれる注射を射つ。遺体は動き出すも頭部が膨張して血だらけに。思っていた結果と違ったようで実験は中止。医者は軍にデス1を引き取りに来させた。

ヘリコプターでやってきた使いに渡そうとしたところ、銃を持ったテロリストに奪われる。トランクを持って走る男を軍のヘリが追う。

狙撃によりトランクが破損、デス1が流出。男の負傷した手にデス1がかかる。ひどく体調が悪そうな男はホテルに逃げ込んだ。
ホテルのボーイが水を運んでくる。デス1に触れた男は感染が広がっており、危険を感じた男はかかった手を切断。

しかし時はすでに遅く、ゾンビとなった男は従業員を襲う。そこに軍の細菌対策部隊が駆けつけた。モートン大将は感染、非感染を問わず付近にいた人間の抹殺と焼却を決めた。それに対し、ホルダー博士は焼却した灰から感染が広がるのではと懸念。

 

カップルのパトリシアとグレンがドライブ中、前方に鳥が何頭もひっくり返っていた。助けようと車を降りると鳥が暴れ出し、グレンの顔をついばんだ。


軍人のケニー、ロジャー、ボーがドライブしていると、前を走るミニバスから若い女性が誘惑。気をよくしているとミニバスに鳥が突っ込み、阿鼻叫喚。軍人が助けに入る。バスには2人の男性と5人の女性が乗っていて、1人がついばまれて負傷。


カップルがガソリンスタンドに到着。グレンの傷はひどく、膨らんだうえに血が流れていた。パトリシアが水を貰いに行くも建物はボロボロ。中にはナタを振り回すゾンビが。必死に逃げ、持っていたライターでスタンドを吹っ飛ばした。


研究所では恐れていたことに、灰によって放射能の雲が出来た。さらに鳥が凶暴化していることも観測。ホルダー博士はモートン大将に状況を説明。抗生剤を開発中だが、軍はまた区域の人間を全員殺すつもり。


バスの一行と三人の軍人は荒れたホテルにたどり着き、ついばまれた女性を治療。そこで箱に詰められた大量の銃を発見。

 

ボーと1人の女性が車で連絡のとれる場所を探すことに。しかし町中でエンジンがオーバーヒートして車が停止。

ボーが車を直している間、女性は1人で人を探していた。そこにゾンビがやってきて背中を押すと女性は池に落ちた。悲鳴を聞いてボーが駆けつける。

救出したと思ったとき、水中で感染した女性が襲いかかった。ボーが逃げると大量のゾンビが押し寄せてくる。彼はその全てを撒いた。


先ほどのカップルの車がボーの前を通る。行き先はサンタモニカ病院で同乗させて貰う。
ラジオで原因不明の感染症が流行ってると告げられる。

グレンが発症。ボーはこの先のホテルに仲間がいると告げ、パトリシアを逃がす。そしてゾンビとタイマン。グレンを倒したとき、大量のゾンビが突如として現れてボーは喰われた。パトリシアはなんとか逃げた。


ホテルでは軍人2人が見張りに立つ。ホテルの中ではナンシーに友人のゾンビが襲いかかる。

パトリシアがホテルに到着。ホテルの一行に状況を伝えた。

ひとまずバリケードを作るが、ゾンビたちは悠々と突破。ぞくぞくと押し寄せた。

火炎放射機と銃で応戦することで1人失うもホテルを脱出。

残るメンバーはナンシー、パトリシア、ウィリアムズ、軍人のケニーとロジャー。

森を歩いてカヌーを発見、上流を目指す。ラジオではワクチンが出来た、疑いがあるなら軍に連絡をとの放送が流れる。

上流にたどり着いた彼らに除染部隊が銃を突きつける。ウィリアムズは射殺された。

 

モートン大将に科学者たちが詰め寄る。ウイルスが流行したのは焼却のせいで、加熱することで構造式が変容した。大気中のウイルスは雨などで落ちてくる、その度に虐殺など起こすべきではなく、抗生剤を完成させて配布するべきと。しかし、モートン大将は極秘作戦であり公にするべきでないと却下、部屋を去ってしまう。


4人は除染部隊を倒し、軍の施設に入り込んだ。男女分かれて散策すると、女性陣は妊婦を発見。
そのころケニーとロジャーは除染部隊に囲まれ、乱闘に。
ナンシーが出産を手伝っていると後ろからゾンビが。頭を押さえられ、妊婦の股ぐらに押し込まれた。そして胎児のゾンビに襲われて死亡。
パトリシアの元にグレンのゾンビが喋りながら襲いかかる。なんとかその場にあったスコップで倒した。

ケニーとロジャーに合流し建物の外に出るが、大量のゾンビに追われる。施設には偶然ヘリコプターがあり、ロジャーがゾンビの相手をしている間にケニーとパトリシアが乗り込んだ。

浮上しているヘリコプターにロジャーが捕まるが足にゾンビがぶら下がって落ちてしまう。ヘリコプターは逃げた。

ロジャーがゾンビと格闘していると除染部隊がやって来る。無事ゾンビを倒したロジャーが助けを求めると部隊はロジャーを射殺。

 

ラジオDJのブルー・ハートが感染し、ゾンビに向けたラジオを放送。全国に広まっていると悟ったケニーとパトリシアはゾンビ共と戦い続けることを決意した。

感想

まず、サンゲリアと本作に物語を通しての繋がりはない。さらに原題ZOMBIE 3と同盟の邦題を持つゾンビ3(原題Burial Ground)があるが、もちろん別物。

この作品は前作のサンゲリアと同じくルチオ・フルチ監督が全編撮るはずだったが、体調不良によって監督降板。ヴィンセント・ドーンが脚本を引き継ぐという逸話つきの一本。ヴィンセント・ドーン監督の作品は他に数本しか観ていないがあまり僕の好みではない。

本作のゾンビは頭だけでも動くし、喉を突き刺しても死なない。倒しようがないじゃないかと思うけど打撃とか胴への銃撃でも動かなくなる。良く言えば個体毎に耐久力が違うのかな、悪く言えば設定が定まっていない。

作中一番強かったゾンビはスタンドにいた奴じゃないかな。パトリシアと戦った奴。序盤に出てくるのにこいつだけ走るわ、ナタ振り回すわで個体値高すぎ。あと冷蔵庫の生首ゾンビが所見殺し。

てか普通のゾンビも強いんだよね。本能的に噛みつこうとするよりも格闘技で攻めてくる。途中なんかは白塗りの人と戦ってただけのような...。

予告編でも分るんだけど戦闘時にカンフー映画みたいなBGM流れて耳に残る。戦いも肉弾戦が多いし。全編通してオリジナルな作品というよりは、いろんな映画に影響されて作られた感じがする。

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