マニアック
コメディ度:1/10
グロ度:4/10
感動:1/10
リアリティ:2/10
人に勧めやすいか:3/10
満足度:5/10
目次
2012年製作/フランス/上映時間89分 監督:フランク・カルフン 製作:トマ・ラングマン、アレクサンドル・アジャ、ウィリアム・ラスティグ 製作総指揮:アリックス・テイラー、パブリナ・ハトウピス、アントワーヌ・ドゥ・カゾット、ダニエル・ドゥリューム、アンドリュー・W・ガローニ 脚本:アレクサンドル・アジャ、グレゴリー・ルバスール 原作:ウィリアム・ラスティグ 撮影:マキシム・アレクサンドル 美術:ステファニア・セラ 衣装:マイリー・チェソム 編集:バクスター 音楽:ロブ 出演:イライジャ・ウッド、ノア・アルネゼデール、ジェヌビエーブ・アレクサンドラ、ジャン・ブロバーグ、ミーガン・ダフィ、リアーヌ・バラバン、ジョシュア・デ・ラ・ガルザ、アメリカ・オリボ、サミ・ロティビ 青年フランクは若い女性を殺害し、頭皮を剥いで自分のマネキンにかぶせるという異常な行動をとっていた。ある日、フランクの店の前にマネキンを作品のモチーフに使わせてほしいという女性アーティストのアンナが現れ...。 以下ネタバレあり 酒に酔った女性2人が治安の悪そうな繁華街を歩いていた。友人がタクシーで帰り、ジュディは残された。彼女が1人で歩いていると若者がちょっかいをかける。ウンザリして結局タクシーに乗ろうとしたが、タクシーは乗せてくれない。 後日、男フランクは出会い系サイトでルーシーとマッチング。レストランで会話をしていると、ルーシーが彼女はいるのかと聞いてきた。すると全員がこちらを見つめ、ルーシーが頭から血を流している幻覚が見え始める。彼は急いでトイレに向かうと薬を飲んだ。 部屋に戻るとハエが湧いていた。フランクはそれを追い払い手を洗うが、手がマネキンになる幻覚を見た。急いで薬を飲む。 彼は車に乗って繁華街を一日中走った。次の獲物を物色するために。 後日、アナを招いてマネキンの修正を撮らせた。公園で2人並んでランチをとっているとまたも発作が起きた。彼は偏頭痛に悩まされており、急いで薬局に駆け込むと処方された薬をその場で服薬。 その晩、アナのギャラリーに車で乗り付けながら、アナに電話をかける。彼女は彼氏の様な男といちゃついていた。 そしてアンナのいるバスルームを蹴破り、彼女の首を絞めて気絶させた。 車に乗せて家に運ぶ。到着して扉を開けると同時、彼女がマネキンの腕をフランクの腹に突き刺した。 逃げる彼女は通りすがりの車を奪ってフランクを跳ねた。が、その直後事故を起こして持ち主は死亡、アンナも瀕死の状態に陥る。フランクはアンナに近づいて頭皮を剥いだ。そして自室のアンナに似せたマネキンに頭皮を被せ、ウェディングドレスを着せて指輪をはめた。 しかし、今までに殺してきた女性の幻覚に襲われてしまった。フランクは皮を剥がれ、中からはフランクのマネキンが出てくる。 この映画何が凄いってほとんどのシーン一人称視点なんだよね。カメラを持っている設定とかではなくてほんとにフランクになったような映像なの。最近でいうとハードコアみたいな。だからイライジャ・ウッドの演技を見せるために頻繁にトイレに行って鏡に映してた。ちょっと無理があるなとは思ったよ。 もちろん一人称だから頭皮剥ぐシーンも間近で観れるんだけど、フランクが殺人犯すシーンって演出でぼやけるんだよね。そこが観たいのに。まあ、あんまり特殊メイクが上手くいかなかったのかも知れないね。特性上長回しが多いし。 ただ意図が分らないシーンがあって、駐車場で女性を殺すシーンは三人称視点なんだよね。特に誰かが見ていることを示すようなカットでもなく、普通の映画みたいに。そこは絶対意味がありそうなんだけど僕は分らなかった。 最後の襲いかかられるシーンも意味不明だけどあれはそういう物だと飲み込んだよ。 実は本作リメイクらしくて、まだオリジナルの方が観れてない。機会があれば観ようと思えた。作品情報
原題:Maniac
配給:コムストック・グループあらすじ
ストーリー
その様子を車の中から男が見ていた。男はジュディの後をつけ、気づかれたと感じると、君の家は知ってると独り言を言い残してその場を去った。
ジュディのアパートに先に着いていた男は廊下のブレイカーを破壊した。暗がりでドアを開けるのに苦戦しているジュディに、男は後ろから声をかける。そして喉にナイフを突き刺して殺すと、ジュディの頭皮を剥いだ。
食事を終えてルーシーを家まで送っていく。彼女にせがまれて部屋に入った。彼女はすぐには帰さないとワインを注いだが、フランクはそれを拒む。さらに彼女は服を脱いで誘惑した。
嫌がるフランクをベッドに押し倒して陰部を咥えこむ。フランクは彼女の首を絞めて殺した。そして治してあげると言いながら頭皮を剥いだ。その後フランクはトイレで嘔吐。
家に帰ったフランクはルーシーのように着飾ったマネキンに頭皮を乗せ、テープラーで固定した。ベッドには同じ状態のジュディが横たわる。しかしなにかが気にくわなかった様子で、お前もかと言いながらフランクは照明器具を振り回した。
彼は幼少期の記憶を見た、母親の髪を梳かしている。
フランクはマネキンの専門店をやっていた。店のショーウィンドウを覗く女性アンナを見かけてシャッターを上げてあげた。彼女はマネキンを専門に撮っている写真家らしい。彼は彼女に店の中を案内した。彼女は今度撮影させて欲しいと電話番号を書いて渡した。
そして夜中にエアリアルティシューの練習をしていた女性に目を付けた。友人らと帰宅する彼女を追いかける。電車に乗ってようやく彼女が1人になった。しかし、彼女はフランクに気付いて走って逃げる。
遂に駐車場まで追い込んだフランクは入り口の鍵を閉め、車の下に隠れた。なにも知らず近寄ってきた彼女のアキレス腱をナイフで切って転倒させると、何度も刺した。そしてまた頭皮を剥ぐ。
彼はまたも過去の事を思い出す。母が自分を押し入れに隠し、2人の男性と性交する。
明日の夜に約束を取りつけ、映画館でカリガリ博士を観た。映画館から出るとアナに彼氏からの電話がかかった。彼氏はバーにいるらしく、フランクも一緒に飲まないかとういう誘いだった。フランクは仕事があるとそれを断る。その帰り、またも母親が性交する幻覚を見た。
後日彼女のギャラリーにフランクが訪れた。アンナと一通り話を交わすと彼はトイレに向かった。トイレでフランクはガタイの良い男性にゲイとバカにされる。
ギャラリーに戻ったフランクを女性エージェントのリタが、ガラクタを集めて何の意味があるのかとバカにする。
フランクはリタをつけ、警備員から鍵を盗むと部屋に侵入した。そしてバスタブに浸かった女性を沈めて気絶させると、縄で縛って布を噛ませた。彼はリタの姿を母に重ねた。ママと呼びながら背中をナイフで切り、頭皮を剥ぐ。
フランクがアンナに電話をかける。彼女はリタが死んでしまったことで追い込まれていた。さらに彼氏はニューヨークに帰ってしまったという。フランクはアンナの部屋に向かった。
部屋には隣室に住むというマーティンが。しかし、彼はすぐに帰った。
フランクがアンナの相談に乗る。しかし、話の最中にリタのことでボロを出してしまった。アンナがフランクから露骨に逃げようとする。果てには帰ってくれと懇願し始める。
彼女は包丁を向け、フランクを切りつけてバスルームに逃げ込んだ。騒ぎを聞いてマーティンがやってくる、それをフランクが出刃包丁で倒した。
警察の機動隊がやって来て押し入れに入ったフランクの死体を見つけた。感想