映画に逃げた

観た映画について書きますがホラー比重重め

沼地に潜む化物の恐怖 映画『フランケンフィッシュ』ネタバレあらすじと感想

フランケンフィッシュ

コメディ度:3/10

グロ度:3/10

感動:2/10

リアリティ:2/10

人に勧めやすいか:5/10

満足度:6/10

目次

www.youtube.com

作品情報

2004年製作/アメリカ/上映時間84分
原題:Frankenfish

監督:マーク・ディッペ

製作:デビッド・ヒラリー、ティモシー・ウェイン・ピーターネル、アッシュ・シャー

脚本:サイモン・バレット、スコット・クレベンジャー

撮影:エリオット・ロケット

美術:レスリー・キー

編集:ドリュー・ホール、デニス・オコナー

音楽:ライアン・ビバリッジ

出演:トリー・キトルズ、チャイナ・チョウ、トーマス・アラナ、KD・オーバート

あらすじ

アメリカ南部の沼地で漁師の死体が見つかった。体には無数の噛み傷があるが、何の仕業かてんで分らない。犯人を突き止めるため、敏腕検視官サムと漁業省のメアリーが派遣された。果たしてこの生物の正体とは...。

ストーリー

以下ネタバレあり

 

 

 

漁師が濁った沼でカゴを引き上げる。しかし、目印のフイが水中に引き込まれた。彼は不審に思ってフイを引っ張る。すると凄い強さで引き返され彼はボートから落下してしまった。当たりには血が広がる。

 

保安官から検視の要請があり、別件に当たっていた検視官サムが先ほどの沼地での事件に回される。

男の死体は発見までに48時間経っており、体が何ヵ所も噛まれていることもあってボロボロ。しかもその傷の一つ一つは非常に深くてワニとは思えなかった。


後日、野生生物・漁業省のメアリーに協力してもらい、現場を視察に訪れる。彼女はオオメジロザメと見当をつけていた。道中、首だけのワニの死体を発見。サムは密漁者の悪ふざけと断定。
途中でナマズを捕っていた漁師エルマーに今回の被害者ジョンの家を案内してもらう。彼らはハウスボートに住んでおり、3隻のボートが並んでいた。左にジョンの遺体を発見した生前の友リカルドの家。リカルドはジョンの仇を討つべくワニを探している。右にはジョンの甥でヒッピーのローランドが住む家。彼は彼女のボビーと同棲していた。中央がジョン家で妻のグロリアと住んでいた。ジョンが亡くなったとの知らせを受け、娘のイライザと彼氏のダンが帰省していた。

グロリアに話を聞く。ハリケーンの後に見慣れないボートが来て、それから異変が始まったという。彼女は呪術を信仰しており、帰り際にお守りを渡した。
エルマーに事件現場を案内してもらう。そこには件の見慣れぬボートが放置されていた。三ヶ月ほど置いてあり、誰も中を確認していない。2人は内部を確認し、放置された料理から中国人のものと断定した。適当にスイッチを入れたせいで船のGPSが作動。

別地点、それを確認した中国人が銃を持って外に出る。


船倉には何人もの遺体が腐っていた。また、船の甲板で巨大なウロコを発見。
メアリーがボートに戻ろうとするとバランスを崩してエルマーが水に落ちてしまう。彼は何かに襲われて死亡した。


中国人アントンは取引相手の金持ちジェフに連絡した。どうやら怪物を乗せた船が途中でトラブルを起こしてしまったらしく、GPSが起動するまで場所すら掴めていなかった様子。ジェフは自分で捕まえにいくというがアントンは止めようとした。


2人はハウスボートに戻り、事情を説明する。しかし誰も怪物なんて信じない。


アントンが船着き場にいくとジェフと狩り仲間のベン、操縦士がいた。事態を分かっていない彼らにアントンは呆れるが、仕方なく乗船。ボートに向かって出発した。


夕食の際、イライザとサムが高校の同級生だったことが発覚。しかも学生時代、イライザはジョンに恋心を抱いていた。母がそれを茶化すとダンが拗ねてしまう。ダンとイライザは席をはずして痴話喧嘩。

隣のボートに住むローランドが水面に異常を感じ、確認すると魚影を見た。彼は何かいるとボビーを呼ぶ。しかし彼女が見る前で彼は首を食われてしまった。ボビーが逃げようとしてボートに乗り込むと巨大な魚が襲いかかった。全員が見る前で彼女は死亡。
サムが生きているボートにエンジンをかけるとボートが転覆。魚は動く物体に反応する。


一行は逃げることを諦め、魚を殺すことに。
ローランドのボートになにか使えるものはないかとイライザが綱渡りして向かう。途中で魚が飛びかかったがサムの発した銃弾が当たり、難を逃れた。ハウスボートは動かず、使えそうなものもなにもなかった。


そんなさなか、リカルドが巨大な針にナマズをぶら下げて魚を釣り上げようととする。作戦は成功し、釣り上げた魚の口に散弾銃をぶちこんで発砲。
リカルドの株が上がるが束の間、彼はボビーを食べた魚を調理し始めた。一行はドン引き。彼は得意気に心臓を食べ始めた。その時、別の魚がリカルドを襲い、水中に引き込んだ。リカルドが調理に使っていたBBQコンロが倒れて船に小さな火が着く。
メアリーはその様子を見ていて雷魚の一種ではと考える。雷魚には肺があり、陸上に上がってくるかもしれない。何匹いるかも分からなくなってしまった。


ジェフ率いる一行が例のボートに到着。魚が逃げ出したことに気づく。


イライザが血のついた服を洗ったせいで臭いを嗅ぎつけた魚がローランドのボートに乗り込む。イライザはなんとか天井に登って逃げ切った。
メアリーがリカルドのボートの火を見て解決策を思い付くが、それを伝えようとした瞬間にリカルドの銃が熱されたせいで暴発。メアリーの頭を吹き飛ばす。
次いでガスボンベが爆発しローランドのボートに転がり込んだ。ローランドのボートは爆発し、イライザが吹っ飛ばされる。
サムはイライザを泳いで助けに向かった。そこに魚が近づくのを見てグロリアが手を切って囮になる。梯子で屋根に登ろうとしたが下半身を食いちぎられた。
グロリアの犠牲のお陰でイライザとサムはリカルドの船に到着。
しかし、2つのハウスボートは魚の攻撃によって共に沈み始めていた。
サムはリカルドの船の中を探索し始め、照明弾を発見。


先ほどの爆発を聞き付けたジェフ一行がやってきたがボートを襲われて全員落下。操縦士はプロペラに巻き込まれて死亡。
お互いの情報を共有。魚は遺伝子操作した雷魚。ジェフはこの魚を、狩りをするために作り上げた。
水面の魚にジェフが麻酔銃を撃って仕留める。これで安全と思いきや実はもう一匹いて、アントンが死亡。サムは咄嗟に魚に向かって照明弾を撃った。魚はどこかに逃げていく。


この魚が最後の一匹のはず。ジェフのもと、一行は彼のボートに乗って魚を追う。沼には血が点々と残っており、追跡すると巣を発見。ジェフ、ベン、サムの3人で巣穴に向かう。ジェフとベンはメスであのサイズだ、オスはどうなると不穏な会話を始めた。彼はメス2匹とオス1匹を買っていた。巣穴には大きなオスが寝そべっており、金持ちは生け捕りを試みた。目を覚ました魚がベンを襲う。サムはその隙にボートに逃げた。ジェフはボートに逃げる途中、助けを請いながら喰われた。

ボートが大きく曲がったタイミングでダンが放り出されてしまう。止まるわけにはいかずそのままボートで全速疾走。魚はボートよりも大きく、後ろを猛スピードで追いかける。
サムは急停止してプロペラで切り刻む案を思い付いた。プロペラに付いている柵を取り外し、木に衝突。作戦は成功し、魚はミンチになった。サムとイライザは水面でいちゃつく。2人はダンを助けに向かった。
その頃ダンは泥に埋まって生きていた。そこに大量の稚魚が集まり、ダンを襲ってEND。

感想

ホームセンターでワゴンに入って売ってそうなパッケージでしたが、思いの外面白かった。

なんといってもちゃんと怪物が画面に映るから。それでいて見た目もパッケージ詐欺じゃない。この時点でかなり高評価。CGの出来もなかなか良くて、そりゃあここ変だなって部分もあるけど最後の稚魚とかは凄いリアル。

ストーリーはよく見るシーンの詰め合わせだったけど退屈はしなかった。モンスターパニック映画に求めていることは大体詰め込まれてるかな。トップレスの美女もちゃんと映るよ。

途中のメアリー死亡ら辺の流れは楽しめたな。完全にあり得ない偶然が立て続けに起こって一気にピンチになるの。まあメアリーが解決策思いついちゃったから、殺さないと話終わっちゃうんだけどあんな強引に殺すかね。ここを楽しく観られるかで作品の評価が変わってくると思うな。

最初の方は硬派なモンスターパニック映画(?)やってたんだけど、中盤から粗が目立つね。真面目な人がフランケンフィッシュのタイトルに釣られて本作を視聴したら憤慨しそう。頭空っぽにして楽しんで欲しいな。

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