映画に逃げた

観た映画について書きますがホラー比重重め

作者の許諾を得たスレンダーマン映画『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』ストーリーと感想※ネタバレあり

スレンダーマン 奴を見たら、終わり

コメディ度:1/10

グロ度:1/10

感動:1/10

リアリティ:1/10

人に勧めやすいか:4/10

満足度:3/10

目次

www.youtube.com

作品情報

2018年製作/アメリカ/上映時間93分
原題:Slender Man

監督:シルバン・ホワイト

製作:ブラッドリー・J・フィッシャー、ジェームズ・バンダービルト、ウィリアム・シェラック、ロビン・マイジンガー、サラ・スノウ

製作総指揮:ルイス・セラーソン、トレイシー・ニーベリ、アダム・コルブレナー、ライアン・カニンガム、グレン・S・ゲイナー

キャラクター創造:ビクター・サージ

脚本:ビクター・サージ

撮影:ルカ・デル・プッポ

美術:ジェレミー・ウッドワード

衣装:デボラ・ニューホール

編集:ジェイク・ヨーク

音楽:ラミン・ジャワディ、ブランドン・キャンベル

出演:ジョーイ・キング、ジュリア・ゴルダニ・テレス、ジャズ・シンクレア、アナリース・バッソ、ハビエル・ボテット

 

あらすじ

アメリカ、マサチューセッツ州の小さな町。レン、ハリー、クロエ、ケイティの4人の高校生は、巷で囁かれる都市伝説「スレンダーマン」を呼び寄せる動画を見てしまう。それは「3度のベルとともに長身の怪人スレンダーマンが現れ、連れ去られてしまう」という内容だった。半信半疑の4人だったが、1週間後、課外活動中にケイティがこつ然と姿を消してしまう。

ストーリー

以下ネタバレあり

 

 

 

アメリカ、マサチューセッツ州の小さな町。

女子高校生のハリー、レン、クロエ、ケイティはいつも通り一緒にいた。教室に着くと男子たちが今夜秘密の儀式を行うなどと盛り上がっている。興味を持った4人は何をするのか聞くも教えてくれない。

夜になりハリーが家族と団らんしていると、レンが迎えに来た。

ハリーには妹リジーがおり、一緒について行きたがるが置いていく。姉妹の仲は良好。

ハリー、レンと合流したクロエはケイティの家に集まる。ケイティの家では、飲んだくれの父親がソファで眠っていた。

4人はケイティの部屋で駄弁った。そのうち話題はクラスの男子たちが言っていた儀式のことに。レンによると男子たちは今日、トムの家に集まって“スレンダーマン”を呼び出すらしい。

 

スレンダーマンとは都市伝説の一種。スレンダーマンは細くて異常に背が高く、顔はないとされるが変幻自在。スレンダーマンを見た者は、連れ去られるか、残される。残された場合は、生涯苦しみが待ち受ける。

 

4人は男子に負けじと、スレンダーマンの呼び出し方の動画を見た。動画の最初に以下の説明文が表示された。

“鐘の音を3度聞く者は、彼の正体に応じよ。最初の鐘の音を聞いたら、目を閉じ、黙せよ。聞きたければ耳を澄まし、遠い音を待て。眼を閉じ、心を開き、雑念を捨て、2度目を待て。3度目を聞いたら、目を開け。”

4人は指示に従って動画を見た。目を開くとそれっぽい映像が流れるだけ。

何も起きず、映画を観てその日は寝た。

 

1週間後。学校で社会科見学に出かけたとき、ケイティが突然いなくなった。楽しい社会科見学がケイティのせいで台無し。しかし警察がやってきて、事態の深刻さに気付く。

ケイティが行方不明になったことは、地元でもニュースに。

ハリーがリジーと部屋にいると外から物音が聞こえた。おそるおそるドアを開けると外にはケイティの父親が。ケイティの父親は酔っ払っており、ケイティがオカルトに傾倒したのはお前らのせいだと暴れた。2人は警察に通報。無事取り押さえられた。

 

ハリー、クロエ、レンはケイティを探すために、ポスターを作ってあちこちに貼った。そのあと、ハリーたちは手がかりを探しに、ケイティの家を訪れた。レンが父親を引き付けて、ハリー、クロエは裏口からケイティの部屋に入り込む。ケイティの部屋には、沢山のスレンダーマンのイラストが。ケイティのパソコンを見つけ、3人は持ち帰る。

 

ケイティのパソコンの閲覧履歴を確認すると、スレンダーマンに関する動画ばかり。さらにハリーたちは、ケイティが“アリーキャット93”という人物と、行方不明前日までチャットをしていたと知る。

レンはアリーキャット93にコンタクトを取り、ケイティがいなくなったことを知らせた。

アリーキャット93によるとスレンダーマンはウイルスのように脳に入り込むという。ケイティの取り戻すためには自分から申し出て、大事なものを差し出すことが必要とも告げた。

 

翌日、レンはハリーとクロエとともに、森の奥へ行く。

父との写真、祖母の形見、小学校で作った陶芸を持ち寄って、ケイティを取り戻す儀式を実行。スレンダーマンの顔を見てはならないと目隠しをするが、クロエは我慢できずに目隠しをとった。顔を見てしまい悲鳴をあげて逃げる。2人はクロエを追いかけるが、クロエは何事もなかったかのように戻ってきた。

翌日からクロエ学校に来なくなり、連絡が途絶えた。心配して見舞いに行ってもクロエの母親に迷惑がられる。家の窓から様子を伺うと、クロエは部屋の中でずっとぼうっとしていた。

 ハリーに気があるトムが話しかけてきた。トムといえばスレンダーマンを呼ぶ儀式をすると言っていた張本人だが、結局みんなびびって観なかったそう。トムはハリーをお家デートに誘った。

その頃、レンはスレンダーマンを図書館で検索。

子どもを連れ去るという伝承は、笛吹男と関連があるようだと、記事には書かれていた。レンはその記事を書いた人物、ジェレミーM・ウッドワードという名前をメモ。著作を図書館で探したレンは、『生体電気と超常現象』という本を見つける。

スレンダーマンの正体に近づいたと思った矢先、図書館でスレンダーマンの幻影に襲われる。なんとかかわしたレンは、ハリーに電話して落ち合った。

 

ハリーはスレンダーマンを信じていなかった。トムとのデートを優先し、トムの家へ遊びに行く。

トムと行為に及ぼうとしたときハリーは幻覚を見て取り乱してしまう。トムは何が起きたのか聞き、ハリーは今までのことを説明した。

後日学校でレンに会うも避けられる、トムに話しかけても無視。トムは明らかに様子がおかしく動画を見たもよう。

ハリーはその後、手がかりを得ようとアリーキャット93にチャットを送るが、アカウントが削除されていた。

 

そんな中、ハリーの妹のリジーパニック発作を起こし、病院に担ぎ込まれる。リジーは顔がないと叫び、そのまま昏睡状態に陥った。

家に戻ったハリーは、リジーの検索履歴を確認。リジーとレンが森に向かう動画を見つけ、レンが入れ知恵したと知る。

 

レンの家に行くと、レンの部屋にはスレンダーマンのイラストがたくさん描かれていた。パソコンには行方不明者の画像がずらりと並び、中にはアリーキャット93の記事が、彼女もまたスレンダーマンの被害者だった。

レンが部屋の窓から投身自殺を図っているのにハリーが気付く。飛び降りようとした瞬間ハリーが掴んで部屋に引き込んだ。

レンはスレンダーマンが求めているのは私たち自身だと言い残し、スレンダーマンに窓から連れ去られた。

 

ジーを失いたくないハリーは、自分から森へ赴く。ハリーはスレンダーマンに連れていかれた。

ハリーが連れ去られる様子を夢で見て、昏睡状態のリジーは病院で目覚めた。

感想

Netflixで観ました。

出自がはっきりした作られた都市伝説、スレンダーマン。作者がいて著作権申請もしている希有な存在。にもかかわらず、米国にはスレンダーマンを信じている人が多くいて、スレンダーマンがきっかけに起きた傷害事件も発生。

僕はスレンダーマンの映画化って聞いて、傷害事件を元に作ったのかと思ったら全然違って肩すかし。よくあるホラー映画でした。

動画を観るだけで手軽に召喚できるスレンダーマンに翻弄される話。普通につまらなかった。ホラー映画だからストーリーが多少つまんなくてもいいんだけど本作は映像もつまらない。グロテスクなシーンもなく、幻覚も超劣化したジェイコブス・ラダーみたい。CGも粗末なものだった。そもそもスレンダーマンの見た目がそれほど怖くないってのもある。てか予告と別物じゃね。メスで目をぶっさすシーンとか無かったんだが...。

なによりハリーが嫌い。友達1人失踪して、1人廃人になってるのに危機感なさ過ぎ。デート優先ってマジかよ。そんでこの下りがストーリーにどうしても必要とは思えない。クロエは目隠し取っちゃうし、レンはリジー巻き込むしみんな頭悪すぎないか。大事なものを捧げるシーンで小学校の時に授業で作ったコップ持ってきたりさ。

自業自得感が強くて怖さがないのよ。

スレンダーマン 奴を見たら、終わり (字幕版)

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