吐きだめの悪魔
コメディ度:9/10
グロ度:6/10
感動:2/10
リアリティ:1/10
人に勧めやすいか:10/10
満足度:7/10
目次
1987年製作/アメリカ 上映時間:102分 監督:ジム・ミューロー 制作・脚本:ロイ・フランケス 撮影:デヴィッド・スパーリング 特殊メイク:ジェニファー・アスピナル 音楽:リック・ウルフィック 出演:マイク・ラッケイ、ヴィック・ノート、マーク・スフェラッツァ、ジェーン・アラカワ、 ビル・チェピル ニューヨークの下町、バワリー通り、 そこは人生に敗れドロップアウトした浮浪者やホームレスで溢れかえる無秩序の街だった。フレッドと ケヴィンの若い兄弟も、この地区の自動車廃棄場に隠れ住んでいる。ある日、酒屋の主人が地下室で発見したいわくのありげな安酒を1瓶1ドルの大特価で売り出してしまう。だがこの安酒には恐ろしい威力があった。ひとくち飲むだけで体に異変が起こり、ある者は全身溶解をはじめ、ある者は極限まで膨らんで爆発してし まう。そんな事とは知らない住民たちは、金と欲に振り回されていくのだが...。 以下ネタバレあり ニューヨークのマンハッタン。一人のホームレス“フレッド”が金を盗み追われるシーンからストーリーはスタート。 フレッドと弟ケヴィンは自動車廃棄場に住むもそれなりに快適そうに暮らしている。 酒店主エドは地下の壁板の裏に偶然あった60年前のウイスキーを、1本1ドルで売り出す。このウイスキーをフレッドがくすね、それを彼から盗んだ老人が飲むと体が溶け始め、便器と一体化してしまう。 場面が変わりビルの非常階段で飲んでいた浮浪者が同じく溶け始め、下を歩いていた男がその溶液をあびて溶ける。 警官のビルがこの連続殺人事件の捜査に当たることになり、自動車廃棄場にすくう浮浪者達のボス、ブロンソンと対決。 廃棄場の持主は部下のウェンディが、ケヴィンにやさしくすることに怒るも彼女は一向に気にしない。 マフィアのボス、ニックの情婦が酔っ払い、フレッドとオンボロ車の間で性交。のぞき見してた浮浪者どもがそのあと彼女を輪姦。その死体を廃棄場主は犯した。 ベロナム復員兵のブロンソンはPTSDに悩まされ、狂気の如くふるまい、人骨で作ったナイフでビルを刺殺。 ブロンソンの情婦が例のウイスキーを飲んで溶ける。怒りでさらにおかしくなったブロンソンはケヴィンとウェンディが抱きあってるところへ割り込み、ケヴィンを追いつめる。 フレッドとブロンソンが揉み合っているところにケヴィンが機転を利かせ、ブロンソンを倒す。 パッケージのインパクトからずっと観たかった作品。 始まって早々の逃亡劇が疾走感あって最高にワクワクした。 全体的にグロテスクと言うよりはコメディに吹っ切れている感じで心地よく見れたな。 ストーリーにはあんまり関係してこないシーンが結構好きで万引きしたホームレスが黒人差別を盾に逃れようとしたり、マフィアの情婦が連れられるのを黙って見ていたボーイが警察立ち会いの下で詰められて言いたい放題言うシーンが良き。 中でも作中ダントツ気に入ってるのがチンチン切り取ってパス回しするシーンだな、みんな楽しそうにチンチン投げてんの。 代名詞でもある体が溶けるシーンはとにかくカラフルで綺麗に汚い(?)。 原作短編が特典で入ってるんだけど見比べるとやっぱ演出とかって大事だなって思うね。やりたいことは同じなんだけど感じ方が全然違う感じ。 誰かと呑みながら観たい映画でした 。 作品情報
原題:Street Trash
配給:日本ヘラルドあらすじ
ストーリー
感想