映画に逃げた

観た映画について書きますがホラー比重重め

殺人スライム襲来 映画『ブロブ 宇宙からの不明物体』ネタバレあらすじと感想

ブロブ 宇宙からの不明物体

コメディ度:2/10

グロ度:2/10

感動:1/10

リアリティ:1/10

人に勧めやすいか:5/10

満足度:5/10

目次

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作品情報

1988年製作/アメリカ/上映時間95分
原題:The Blob

監督:チャック・ラッセル

脚本:チャック・ラッセルフランク・ダラボン

製作総指揮:アンドレ・ブレイ

製作:ジャック・H・ハリス、エリオット・カストナー

撮影:マーク・アーウィン

音楽:マイケル・ホーニッグ

編集:トッド・ファーマン

特殊効果:ホイト・イェットマン

出演:ショウニー・スミス、ドノバン・リーチ、ケビン・ディロン、ジェフリー・デマン、キャンディ・クラーク、ジョー・セネカ、デル・クローズ、ビリー・ベック

 あらすじ

アメリカの田舎町に隕石が落下。しかしそれはただの隕石では無かった。中からぶよぶよとしたスライムが出てきて人々を襲う。さらにその生物は人を消化する毎に大きくなるのだった。

ストーリー

以下ネタバレあり

 

 

 

スキー場しか見所のないアメリカの田舎町アーバーヴィル。学生アメフトの人気者ポールがチアリーダーのメグとデートの約束をした。

一方、町で有名な不良ブライアンは今日も町外れでバイクを乗り回していた。

ダイナーで、女主人フランと親しく話していた保安官のハーヴはブライアンをいつも注意していた。

その夜、町外れに住むホームレスが隕石の落下を目撃。近寄ると、中からスライム状の物体“ブロブ”を見つけた。老人が棒でそれを拾い上げると、ブロブは彼の左腕に引っ付いた。近くでバイクの修理をしていたブライアンはパニックになって逃げるホームレス気づいて後を追う。すると老人は道路に飛び出し、デート中のポールとメグが乗った車に跳ねられてしまう。やむなくポールとメグは老人を病院へ運んだ。説明のためブライアンも同行したが、彼は看護婦のホームレスに対する態度に腹を立て、すぐに帰ってしまう。

待合室で医者を待っていたポールとメグだが、ポールは寝かされた老人の様子がおかしい事に気づく。布団をはがすと老人の下半身は溶かされており、とっくに亡くなっていた。ポールが警察に電話をして事情を説明しようとしたとき、天井から成長したブロブが襲いかかってきた。

悲鳴を聞いてやってきたメグの目の前で、ポールは溶かされてしまう。メグはショックで失神。

通報を受けて病院に駆けつけてきたハーヴ保安官は殺人事件と断定。メグが事情を説明するも、混乱した彼女の証言など当てにならず、彼女は両親に連れられて自宅に帰った。

ハーヴは近くに居たブライアンを拘束。しかしブライアンは何も知らない。結局彼にそんなことは出来ないと判断し、釈放した。

空腹だったブライアンは閉店したばかりのダイナーに入り、フランにサンドイッチを作ってもらう。後を追って店に入ったメグは、ブライアンの態度に腹を立てて彼を罵った。ブライアンは彼女の本音に少し心を開く。

その時、ダイナーの厨房では配水管が流れなくなって困り果てていた。コックが手を突っ込むとブロブが配水管から襲いかかる。彼はシンクに飲み込まれた。それを見て悲鳴をあげたフランに、ブライアンとメグが気づく。二人はブロブに追われて店の冷凍室に飛び込んだ。ブロブはドアの隙間から入ろうとするものの、床の霜に触れると避けるように引っ込んだ。

一方、窓から逃げ出したフランは電話ボックスに向かい、ハーヴ保安官に助けを求める。しかしブロブが電話ボックスごと包み込む。電話ボックスが破壊され、フランは犠牲となった。

冷凍庫を出たブライアンとメグは、保安官事務所に駆け込んだが保安官は谷の方の捜索に出ていた。2人もそこに向かう。

その頃、ブロブがダイナーから離れていくのを、たまたま通りがかった牧師が目撃していた。彼はダイナーに入ると、冷凍庫の入り口で凍ったブロブの破片を見つけて小ビンの中に回収した。

一方、谷に行ったブライアンとメグだったが、そこに防護服を着た兵士たちが現れて2人を拘束した。彼らは政府の生物研究機関と名乗り、その責任者メドウズ博士は隕石に乗って落下してきた細菌から町の人たちを助けに来たと説明。そして不審がる2人を強引にトラックに乗せて町へと出発した。

途中でブライアンは走る車から飛び降りて脱出した。

 

町はすでに制圧されており、人々は教会へと集められていた。町に戻ってきたメグは両親と再会するが弟ケビンが友達エディと一緒に映画館に行ったことがわかる。メグは兵士の目を盗んで映画館に向かった。映画館ではブロブが客たちを襲っている。彼女は弟たちを連れて裏口から避難。しかし、ブロブに追いつめられてマンホールを開けて下水道に逃げ込んだ。

町外れではブライアンが木陰に隠れて軍の動向を窺っていた。すると博士たちが隕石を回収する場面に出くわす。隕石はカプセルになっており、表面にはアメリカ国旗が描かれていた。博士の話を盗み聞くと中身は実験中の生物平気だと発覚。

そこに町の方から無線が入り、メグたちを追ってブロブが下水道に入り込んだとの報告が聞こえた。それを聞いたブライアンは、バイクに跨がって町に向かう。

 

下水道ではメグが弟たちとともに地上を目指していたが、ついにブロブに追いつかれた。なんとか弟は逃がしたものの友達は食われてしまい、メグも追いつめられてしまう。

その時、調査に来た兵士たちが現れてブロブはそちらに襲いかかった。その隙にバイクで下水道に侵入したブライアンがメグを助ける。

 2人は生き残った兵士と地上へのマンホールを見つけて上がろうとしたが、博士はブロブを閉じ込めるためにマンホールを閉じる。

ブライアンは兵士が持っていたロケットランチャーを使ってマンホールを爆破。メグとともに脱出成功。

博士は彼らに銃を突きつけて殺そうとする。しかし保安官助手のブリッグスは、博士たちに銃をつきつけた。ブライアンは民衆にこの事態は軍の実験によるものだと明かした。その時、マンホールから触手が伸びて、博士を引きずり込んだ。残った兵士たちはマンホールの中に銃撃し、とどめに爆弾を投げ込んだ。

ところがブロブは想像よりも大きかった。人々を次々と飲みこんでいく。兵士達の武器はまるで役に立たない。

メグ含め住民達は教会に避難。メグはブロブの弱点が冷気なことを思い出し、CO2消火器を使って撃退。しかし教会の壁もあと少しで壊れてしまいそう。

そこにブライアンが人工降雪車を持って来てブロブに冷気を当てる。ブロブは一瞬怯んだものの降雪車をひっくり返した。

メグはその様子を見て教会を飛び出ると、倒れた兵士が持っていた爆弾を回収して降雪車のタンクに設置。ブロブの注意を引きつけてタンクを爆破した。

作戦は成功し冷気によってブロブは結晶と化した。メグはブライアンと抱き合い、人々はブロブを冷凍庫へと運び始めた。

 

後日、教会を失った牧師は町外れのテントで説教をしていた。世界の終わりについて語った牧師に、信者の一人がそれはいつかと尋ねる。牧師は半分溶けた顔でブロブの入った瓶を見ながら、それは神の御意志によると答えた。

感想

”マックイーンの絶対の危機”のリメイクらしい、知らなかった。機会があったら観てみたいと思うよ。

内容は普通のSFパニックって感じだけどブロブの造形が良いね。ピンク色のスライムで人を体内に取り込んでは消化して大きくなっていく怖さ。溶けた人を映すのにうってつけの形状。正直このジャンルは敵のビジュアルと設定が一番大事だと思ってるから、本作はかなり気に入った。

あと不快なキャラクターが居ないのも良いな。この町はいい人が多い。

特に教会に避難するシーンと倒した後のシーンは住人達の逞しさが表れてて最高。他の映画だと避難所で発狂してるおばさんが居るものだけど、本作は皆で協力してバリケードをテキパキと作り上げる。倒した後も周りの理解がとにかく早くて、すぐに冷凍室に運び始めるんだよね。何というか前にもやった事あるのってくらい対処が上手い。そのせいもあって兵士のグダグダ加減が目立ったな。

ブロブ (字幕版)

ブロブ (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 
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