アナベル死霊博物館
コメディ度:1/10
グロ度:1/10
感動:3/10
リアリティ:1/10
人に勧めやすいか:10/10
満足度:4/10
目次
2019年製作/アメリカ/上映時間106分 監督:ゲイリー・ドーベルマン 脚本:ゲイリー・ドーベルマン 製作総指揮:リチャード・ブレナー、デイブ・ノイスタッター、マイケル・クリア、ミシェル・モリッシー、ジャドソン・スコット 撮影:マイケル・バージェス 美術:ジェニファー・スペンス 編集:カーク・モッリ 音楽:ジョセフ・ビシャラ 出演:マッケンナ・グレイス、マディソン・アイズマン、ケイティ・サリフ、パトリック・ウィルソン、ベラ・ファーミガ 超常現象研究家ウォーレン夫妻の家に、強烈な呪いを持つ人形アナベルが運び込まれ、地下の“博物館”に厳重に封印される。ある日、夫妻が仕事で家を空けることになり、娘のジュディはシッターとしてやって来た年上の少女メアリーやダニエラと3人で一夜を過ごすことに。ところが、ダニエラが勝手に博物館へ入り込み、アナベルの封印を解いてしまう。アナベルは同じく博物館に封印されていた数々の悪霊たちを呼び覚まし、少女たちに襲いかかる。 以下ネタバレあり エド・ウォーレンとロレイン・ウォーレンの夫妻は、有名な心霊研究家。ロレインは、透視や霊能力を持っている。夫妻には娘のジュディがおり、彼女もまた見えるはずのないものが見えた。 ある日、アナベル人形に悩まされていた若者から夫妻は人形を譲り受けた。車の後部座席に人形を乗せた夫妻は、帰路に就く。途中の道で大事故が起きており、警官に促されるまま迂回することに。しばらく進むと車がエンスト。エドが修理にあたる。すぐ横には霊園が。霧が濃くなり、亡霊たちが現れる。すると霊がエドを突き飛ばし、後続のトラックに轢かれかけた。アナベルが霊を呼び寄せていると気づいた夫妻は帰路を急ぐ。 帰宅すると同時、呼んでいた神父と悪魔払いを開始。これだけでは足りないとガラスケースに閉じ込めた。その部屋は家の地下にある保管室であり、他にも曰く付きの物がわんさか置いてある。 1年後。 夫妻は夫婦で仕事をするので、ジュディをベビーシッターとして学生のメアリー・エレンに預けていた。 メアリーはジュディを学校へ送ると、食材を買いにスーパーへ。メアリーの親友ダニエラが合流し、ウォーレン夫妻の家でベビーシッターをしているというと好奇心から、半ば強引に後で遊びに行くという。レジにはメアリーが思いを寄せているボブがいた。ダニエラは2人を茶化す。 ジュディは同級生にいじめられていた。言い出しっぺはアンソニーという男児。新聞記事が載ってから、周りの反応も冷たくなった。もうすぐジュディの誕生日なのだが、誰も来てくれそうにない。 帰宅したメアリーとジュディがケーキを作っていると、ダニエラがやってきた。ダニエラはジュディに誕生プレゼントのローラースケートをくれた。ジュディは喜び、外で滑りたがる。ダニエラにオーブンを見張るように言ってジュディとメアリーは外に行く。2人がいなくなるとダニエラは先ほど聞いていた保管室に向かった。夫妻の部屋で鍵を見つけ、中に入ると探検を開始。何から何まで触って物色。ダニエラは父の写真を出し、霊がいるなら合図をしてと亡き父の霊に語りかけた。ダニエラは自分の運転で事故を起こし、父を亡くしていた。この家に潜り込んだのは父と話したかったから。何の反応もなく落胆していると、ガラスケースのアナベル人形が前のめりに倒れた。ケースには絶対に触れるなと書かれているが、ダニエラはケースを開けて人形を起こす。 ジュディは家の2階で、アナベル人形が椅子に座っているところを目撃するが、目を離した隙に消えた。代わりに窓の外にウェディングドレス姿の幽霊が現れると、ナイフを持って突進してきた。ジュディは悲鳴をあげ、十字架をかざして難を逃れた。ジュディの悲鳴を聞いて、メアリーが駆け付ける。 3人はボードゲームを楽しむことに。選んだのは手探りゲーム。実は保管室にあった物だが気づかずに遊ぶ。 途中でドアチャイムが鳴って出てみるとボブが。メアリーとボブがいい感じになるも、ジュディのシッター中に男性を入れるわけにはいかない。 ジュディの就寝時間になった。寝る支度をしていると、ボブが庭でギターを持ち歌い始めた。3人は窓辺に立って聞く。3人が外へと向かうわずかな時間にボブが魔犬に襲われ、ニワトリ小屋に逃げ込んだ。3人はボブがいないことを残念に思って部屋に戻る。 こっそり地下室に戻ったダニエラは、ピアノのところで父親の霊と会う。しかし父の霊はお前のせいだと罵倒。ダニエラはショックを受ける。 その頃メアリーは寝室のジュディの様子を見に来ていた。ベッドにアナベル人形が寝ているが、人形を知らないメアリーはスルー。物音がして台所を見に行ったメアリーは、コインが落ちているのに気づく。拾ってみると目の前にはまぶたにコインを置いた幽霊が。背後から引っ張られて、メアリーは驚く。メアリーが幽霊に襲われたのと同時に、ジュディもアナベル人形に気づいた。 ジュディはメアリーと合流。そこにロレインからの電話がかかる。助けを求めるとジュディの魂をアナベル人形に与えろと言う。メアリーは異変に気づいて電話を切った。 メアリーとジュディは地下へ移動し、ダニエラと合流。ダニエラは父に会いたくて、保管室に入ったと白状。ダニエラが触った物の封印が解かれたと判明。 ジュディによると解決策はアナベル人形をガラスケースに入れること。3人は人形を探し始めた。そこにウエディングドレスを着た女の霊が現れ、ダニエラが包丁で刺された。メアリーは驚いてぜんそく発作を起こす。 ぜんそくの薬は車の中にあるとのことでジュディが取りに行く。車で魔犬に襲われかけたジュディを、ボブが助けた。ジュディは吸入器をメアリーに吸わせた。 ウエディングドレスの霊に憑依されたダニエラが2人に襲いかかる。ジュディが両親の悪魔払いの映像をダニエラに照射。ダニエラに憑いたモノが祓われた。 ジュディがガラスケースに人形を戻すと怪奇現象は終わった。 ボブが、屋敷に入り込む。メアリーは男性のボブを家に入れまいとするが、ジュディが助けてくれたからと許可。女性らが寝ているのをボブが見張る。 翌朝、両親が帰宅するとメアリーが事情を説明。 パーティの中、ロレインがダニエラに渡したいモノがあると保管室に呼ぶ。それはロレインが忘れていった父親との写真だった。ロレインは父親の霊がお前のせいではないと言っていたことを伝える。さらに父しか言わない自分の呼び名をロレインが知っていたため、ダニエラは信じた。 今までの死霊館シリーズとは打って変わってメチャクチャ子供向きな内容に。だれも死なないしね。邦画で言うところの学校の怪談シリーズと既視感を覚えた。 夫妻が集めてきた曰く付きの品々が次々と襲いかかってくるお祭り騒ぎな作品。それのせいで一つ一つに対しての怖さが薄い。特に甲冑とちょっと先の未来が映るテレビはいらなかったような。中途半端だし、テンポが悪くなった。詰め込みすぎだと思う。面白かったけどね。作品情報
原題:Annabelle Comes Home
配給:ワーナー・ブラザース映画あらすじ
ストーリー
感想