映画に逃げた

観た映画について書きますがホラー比重重め

監督、やりたい放題『地獄の門』ストーリーと感想※ネタバレあり

地獄の門

コメディ度:5/10

グロ度:7/10

感動:1/10

リアリティ:1/10

人に勧めやすいか:6/10

満足度:8/10

目次

www.youtube.com

作品情報

1980年/イタリア/上映時間92分

原題:CITY OF THE LIVING DEAD

監督:ルチオ・フルチ

脚本:ルチオ・フルチ、ダルダノ・サッケッティ

特殊効果:ジーノ・デ・ロッシ

特殊メイク:フランコ・ルッフィーニ

あらすじ

とある町で神父が首つり自殺。その日から町に災いが起き始めた。地獄の門が開いてしまったのだ。聖なる日までにこの門を閉じなければ、冥界からやってくる者どもに、生者の世界が滅ぼされてしまう...。

 

ストーリー

以下ネタバレあり

 

 

 

降霊会で霊と交信する女性メリー。彼女は霊視で墓地と男性牧師の首つり自殺を視た。墓石には”永遠を切望する魂は肉体は滅ぶともこの世の黎明にさまよい、ダンウィッチに集まる”と刻まれている。

メリーはあまりの恐怖にショック死。警察が調査に来るもオカルト連中の言うことなど信じない。会のリーダーがメリーは4000年前の本、イノクの予言通りに死んだという。
警察が部屋を調べていると突然火が上がった。リーダーは隣の町でも恐ろしいことが起きると告げた。

 

ダンウィッチではボロ屋に住む怪しげな男性ボブがダッチワイフを膨らます。視線の先にミミズのはう死体を見つけて恐怖。

田舎のバー。男性たちが談笑していると突然鏡が割れた。牧師が自殺してからダンウィッチの様子が変わったらしい。先祖の話をしようとしたとき壁が割れた。

精神科のジェリーが女性サンドラの相談に乗っている。そこへほかの女性エミリーが。ダンウィッチには魔女の言い伝えがあるらしい。エミリーはボブと約束があるという。

 

メリーの棺が埋葬されているところに新聞記者がやってくる。しかし、メリーは目を覚まし棺を叩いた。音を聞いた記者は棺を開けた。
リーダーに相談しに行く二人。これもイノクの予言だという。霊視で視たダンウィッチでは地獄の門が開いており、聖なる日までに門を閉めなければ冥界と繋がってしまうと言う。二人はダンウィッチを探すことに。

 

一方その頃ダンウィッチではエミリーがボブの元に向かう。しかし牧師の霊に肉片とミミズを口に突っ込まれて死亡。

車でトミーとローズがいちゃつく。ヘッドライトをつけると牧師が首吊り。牧師の目を見たローズは目から血を流し、口から内蔵を吐いた。それをみていたトミーも頭を潰される。

ボブは性犯罪で逮捕歴があり、警察は殺人の犯人をボブだと決めつけた。

死んだエミリーの弟ジョンは部屋で物思いにふける。そこに顔のただれたエミリーが現れたが両親は信じない。

 

サンドラがジェリーに電話で助けを求める。サンドラの家に着くと彼女は銃を持っていた。彼女に促されるまま台所に行くと葬儀屋にあったはずのホールデン婦人の死体が転がっていた。警察に通報しようかと相談していると婦人の死体は移動し始める。動転したサンドラをジェリーがなだめていると、急に窓ガラスが割れて壁に刺さる。壁からは血が。

追われているボブがアンの父親の車に寝ているところを見つかる。父親はボブの頭にドリルで穴を空けて殺害。

 

ジェリーとサンドラが葬儀屋にホールデン婦人について話を聞きに行くも誰もいない。

二人と記者とメリーが遭遇。ジェリーの家でお互いに知っていることを話し合う。すると急に窓が開いて大量のウジ虫が飛んできた。そこにジョンからジェリーに両親がエミリーに殺されたとの電話が。四人はジョンの元へ行き、保護。

サンドラがジョンを自宅に連れて行くと、家にはエミリーが待っていた。サンドラは頭を潰され死亡。逃げるジョンにトミーが襲いかかる。もう一度家に行くとまたもエミリーが。そこをジェリーが助け、ボブを警察に預ける。

 

記者、ジェリー、メアリーの三人は墓地へ。三人は牧師の墓にたどり着くも、もうすぐ聖者の日を迎えようとしていた。牧師の一族が埋葬された墓を開けると地下室が。進んで行くとサンドラが現れ、記者の頭を握りつぶした。ジェリーが木製の杭を打ち込むとサンドラは動かなくなった。
洞窟をさらに奥へ進むジェリーとメリー。死者が続々と復活し始めていた。そこに牧師が現れ、目をみたメリーが目から血を流し始める。ジェリーが十字架で牧師の腹を差すと牧師は発火。ほかの死者たちも燃え始めた。

 

ジェリーとメリーが墓から這い出たタイミングでジョンが駆けつけてくる。しかし、メリーはNoと叫びEND。

 感想

ルチオ・フルチの好きにした産物って感じ。ストーリーはめちゃくちゃで、ただ気持ち悪いシーンを撮りたいという思いがヒシヒシと伝わる。

作中起こる出来事は多くの場合脈絡がない。特にウジ虫が飛んでくるシーンは突然過ぎて驚いた。しかもその量が多い。人工降雪機のような物で飛ばしているのだろうけど顔に張り付き、床に積もる。そもそもウジ虫は飛ばない。

さらにラストの駆け寄るジョンに対してメリーが悲鳴を上げるシーン。まるで意味が分からない。それもそのはず、あのラストシーンはルチオ・フルチがなんか物足りないからと言って叫ばしたそうな。この映画に関してはあまり考えない方がいい。ただただ熱意を感じる物だった。

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