映画に逃げた

観た映画について書きますがホラー比重重め

ひとりで見たよ『サスペリア』ストーリーと感想※ネタバレあり

サスペリア

コメディ度:1/10

グロ度:2/10

感動:1/10

リアリティ:1/10

人に勧めやすいか:10/10

満足度:7/10

目次

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作品情報

1977年製作/イタリア/上映時間99分
原題:Suspiria
配給:是空ハピネット

監督:ダリオ・アルジェント

脚本:ダリオ・アルジェント、ダリア・ニコロディ

製作:クラウディオ・アルジェント

製作総指揮:サルバトーレ・アルジェント

撮影:ルチアーノ・トボリ

音楽:ゴブリン

出演:ジェシカ・ハーパー、ステファニア・カッシーニジョーン・ベネット、アリダ・バリ、フラビオ・ブッチ、ウド・キア、ミゲル・ボゼ

あらすじ

アメリカからドイツのバレエ学校に留学してきたスージー。到着早々、彼女の周囲で奇妙な事件が次々と発生する。天井から落ちてくるウジ虫。盲導犬にかみ殺される盲目のピアニスト。学校に隠された秘密とは一体何なのか。

ストーリー

以下ネタバレあり

 

 

主人公スージー・バニヨンはバレリーナになるため、バレエ名門校フライブルク・バレエ学院に入学。NYからドイツに渡った。

夜の豪雨の中、タクシーで空港から学院に行ったスージーはチャイムを鳴らす。インターホン越しに新入生など知らないと追い返された。入れ違いで学院を出てきた女性パットが独り言で、秘密よ、アイリスが3つ、青を回してとつぶやく。すると雨の中、森にを走り去った。スージーは学院に入れて貰えなかったので渋々待たせていたタクシーに乗り込んだ。

ところ変わってパットは一人暮らしをしている友人の部屋に隠れた。しかし追ってきていた何者かに襲われ、ナイフで刺された。天窓を突き破り、パットの遺体は電気コードで首吊り状態に。駆けつけた友人は落ちてきた窓の破片が刺さり絶命。

スージーは翌朝出直した。タナー先生になぜ昨日来なかったのか問われ、状況を説明。その後タナー先生に学院内を紹介された。副校長ブランク夫人は貴婦人で、校長は旅行により不在。

昨夜の事件について警察が聞き込みを行っていた。スージー23時に目撃したと証言。独り言については不確かな面もあり、触れなかった。

学院で働くのはピアニストのダニエル。彼は盲目で、盲導犬を連れている。寮の手伝いのパブロは歯茎の病気で総入れ歯。他にブランクの溺愛する甥のアルバートがいた。

 

レッスン初日、スージーはめまいを起こして鼻と口から血を出して倒れた。1週間は流動食と赤ワインを飲めと医者に勧められる。寮で暮らし始めたスージーは、サラと親しくなる。

サラは生前のパットと親しく、パットは何者かに殺されたと言う。

ある夜、寮に大量の蛆虫が発生。原因は屋根裏に置かれた食品の腐敗。天井からぼたぼたとウジが降る。寮生は無事だったレッスン室で寝ることに。

寝ているとスージーとサラは変な音を聞いた。サラは校長のいびきだと言うが、校長は旅行中でいないはず。2人は不審に思った。

 

翌日のレッスン中、タナー先生がすごい勢いでレッスン場にやってきた。ダニエルの盲導犬アルバートに噛みついたという。ダニエルは信じないし謝りもしなかった。即刻クビを言い渡される

その夜、スージーとサラは、教員たちが学校を去る靴音に耳を傾けた。毎日21:30に帰宅するとサラは言うが、スージーはある事に気づく。靴音は校外でなく、校内へと向かっている。サラが靴音を追って廊下に出るも何も見つからなかった。

その頃、ビアホールから帰るダニエル。そして突然、盲導犬が吠え始めた。何かがダニエルに向かって飛んできたと同時、盲導犬が彼の喉を噛み切った。近くにいた警察が駆けつけるも手遅れ。

意を決したスージーは、ブランク夫人にパットが、秘密、アイリス、という言葉を発していたことを告げる。ブランク夫人は警察に伝えるとだけ答えた。

 

またその夜、スージーの寝室にサラが血相を変えてやってくる。実はパットは学園の謎について調査しており、そのことについてまとめたメモをあの晩、サラに託していた。そのメモが一枚を残してどこにもないという。

サラはスージーに助けを求めたが、強烈な睡魔に襲われたスージーは眠ってしまう。危機感を感じたサラはメモをスージーに託して学院から逃げ出そうとする。

何者かに追われ、サラは屋根裏へ逃げ込んだが、扉はすぐに突破されそうだった。サラは高い窓から隣の部屋に逃げることに。しかしそこには針金が散らばっており、サラは身動きが取れなくなってしまう。そして何者かはサラ喉を掻き切った。

 

翌朝、サラが荷物をまとめて退学していったことを聞いたスージーは不審に思う。スージーは、サラの友人の精神科医フランクを訪ね、最近の出来事について相談した。フランクは学院の歴史と魔女についての話をした。学院は元々魔女が設立し、バレエとオカルトについて教えていた。しかし学院は世間からの風当たりを受け一度閉鎖。卒業生達が集まって現在のバレエだけを教える学院となった。

その夜、寮に戻るが生徒たちは出かけていた。スージーは、なにか入っているのではと食事を捨てる。学院の秘密を暴くことに決める。サラのメモに書かれた靴音の数だけ廊下を歩くと、校長室に辿り着く。スージーはパットの、アイリスが3つ、青いのを回す、という言葉を思い出す。壁にはたしかに青いアイリスの飾りがあり、それを回すと隠し扉が開いた。奥の部屋では教師たちが、スージーは知りすぎた、危険だ、呪い殺そうと儀式が行われていた。

教師たちに見つかったスージーは、必死で別の部屋に逃げ込む。しかし、そこには校長のエレナ・マルコスがカーテン越しのベッドで眠っていた。スージーはカーテンを開けたが、そこには誰もいない。その時、血まみれのサラの死体が動きだし、スージーに向かって襲いかかる。しかし雷の光がベッドの上に座るエレナ・マルコスの透明な身体の輪郭を浮かび上がらせた。スージーはガラス製の孔雀の羽根を手に取り、マルコスの喉を突き刺した。じわじわと姿を現しながら魔女マルコスは死亡。

魔女マルコスの死と同時、学院が炎に包まれ崩れ始めた。教師たちは苦しそうに悶える。スージーは館の外に逃げ出した。雨に打たれながら、スージーは笑みを浮かべた。

感想

魔女って日本人にとって馴染みが無いですよね。僕もあんまピンと来ないです。この作品はホラー映画として有名ですが魔女ってホラーなんですかね。演出はホラー寄りですけど。

観ててはっきりしないところが結構あって、例えばパットを殺した毛むくじゃらな男が誰なのかとか(あまりに腕の毛が濃くて印象に残った)。やけに生徒がお金にうるさかったり、部屋に入り込んだコウモリを殺すシーンとか。あんまり意味は無いのかも知れないけど。

作品を通してビジュアルと音楽のこだわりはとても感じた。学院内がすごいカラフルでずっといたら気が狂いそう。ゴブリンの音楽も特徴的で耳に残る。

サスペリア (字幕版)

サスペリア (字幕版)

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