ペット・セメタリー2
コメディ度:3/10
グロ度:4/10
感動:2/10
リアリティ:3/10
人に勧めやすいか:8/10
満足度:5/10
目次
1992年製作/アメリカ/上映時間100分 原題:Pet Sematary 2 配給:パラマウント映画=UIP 監督:メアリー・ランバート 脚本:リチャード・アウッテン 製作:ラルフ・S・シングルトン 撮影:ラッセル・カーペンター 美術:ミシェル・ミンチ 音楽:マーク・ガバナー 編集:トム・フィナン 出演:エドワード・ファーロング、アンソニー・エドワーズ、クランシー・ブラウン、ジャレッド・ラシュトン、ダーラン・フリューゲル、ジェイソン・マクガイヤ、サラ・トリガー、リサ・ワルツ 妻の死後、獣医のチェイス・マシューズ(アンソニーエドワーズ)は、 人生をやり直すために13歳の息子ジェフ(エドワード・ファーロング) を連れルドローに移住する。周囲の子供達と対立したジェフは、やはり仲間はずれにされているドリュー・ギルバートと仲良くなる。ドリューは冷酷な継父ガス(クランシー・フラウン)と暮らしていたが、ガスはドリューがかわいがっていた犬を無惨にも撃ち殺してしまう、ジェフとドリューは、犬の死を先住民たちの墓地に進ぶが、そこは死んだ者が生き返るという噂の墓地。悪魔が目覚めたとき、少年たちは犬をそっと眠らせておく方がいいこともあるとづくのだった。 以下ネタバレあり 有名女優ルネの息子ジェフは母親が大好き。その日もホラー映画の撮影現場に遊びに来ていた。現場は水浸しで撮影機器の配線はかなり危険。ジェフの父マシューズとルネは別居中。ジェフは仲を取り持とうとしていた。しかし撮影中、配線がショートして鉄柵を掴んでいたルネは感電死。ジェフの目の前で醜く死んだ。 故郷であるメイン州の田舎町で葬儀が開かれた。報道陣が押し寄せ、ジェフに無遠慮にカメラを向けるが、町の保安官ガスが制止。 ジェフの父で獣医のチェイスは、この町に引っ越すことを決意した。潰れた動物病院をそのまま譲り受け開業。ジェフも町の学校に転校。 引っ越しの日に、ハウスキーパーのマジョリーがやってきた。彼女はルネのファンでこの仕事に就いて喜んでいた。また、チェイスが買った動物病院は廃屋同然。住みついていた数匹の野良猫ののうち1匹をジェフが引き取り、タイガーと名付ける。 荷物を整理していると保安官のガス親子が愛犬のゾーイを連れてやってきた。ゾーイはウサギに顔を引っ掛かれており、チェイスは化膿止めを処方。ガスはゾーイを嫌っていた。チェイスには、ルネとは高校時代、仲が良かったんだぜと自慢。 転校初日、ジェフはタイガーを隠して連れて行くが、不良のクライドたちに因縁を付けられる。子猫を奪われ自転車で追いかける事に。 彼らは以前の事件で廃屋となっているクリード家の裏手でジェフを待ち伏せ。子猫は自転車に巻き込まれて死んだから、あのペット墓地に埋めた、死者が生き返ったクリード殺人事件を知ってるか、母親もあの墓地に埋めて生き返らせろよ。とからかわれ、殴り合いに。しかしジェフは喧嘩に負ける。ドリューはジェフをを庇おうとするが、彼らに連れられて行ってしまう。 彼らが去った後、ペット墓地に子猫を探しに行くと金網に閉じ込められていた。そこにドリューが戻ってきてジェフを励ました。ドリューの父ガスは実は継父で死ねばいいとこぼした。 ドリューの家では、ガスがたくさんのウサギを飼っている。ゾーイ対策に金網を張ってカウベルを下げ、電気を流していた。ガスはドリューの母親アマンダと、ドリューの前でいちゃつく。ある夜、ゾーイがウサギの檻に襲いかかってアマンダとの性交をジャマされたガスはキレる。ドリューが止めるもゾーイを射殺。 翌朝、ジェフが遊びの迎えに行くと、ドリューは血だらけのジャケット姿で、ゾーイが死んだから埋めに行こうと言われる。 彼が埋葬するのはペット墓地の奥、死者が蘇ると伝えられている場所。 ジェフは怒るが、ドリューはそれでも試してみたいと埋め始めた。ドリューとジェフはこの件を2人の秘密にした。 彼らは遅くなって帰途につくが、ドリューはパトカーで迎えに来たガスに「ママが心配してる。人生にはいろいろ学ぶべきことがある」と諭され、しぶしぶ乗って帰った。 深夜、ドリューの家の庭では不気味な唸り声がしてウサギの檻が襲われた。様子を見に行ったアマンダは、死んだはずのゾーイをみて悲鳴を上げる。ガスはドリューを叩き起して、葬ったと嘘をついた事に怒った。 その後アマンダが動物病院に連絡。診療車に乗ったチェイスとジェフが駆けつける。ドリューは誰かに撃たれたみたいだから、傷が治るまで預かって欲しいと頼んだ。 その後3日経ってもゾーイの傷は治りはじめない。さらに心音も聞こえ無かった。チェイスはそれを弱ってると解釈して採血し、大病院にサンプルを送った。 ハロウィーンの夜。ドリューはガスに内緒で、ジェフと一緒にペット墓地での怪談会に参加。怪談の語り手はクライドで、クリード家の事件を話していた。 そこに激怒したガスが現れ、怪談会は中止。逃げ遅れたドリューはガスに捕まり、殴りかかる。ジェフは傍観していた。そこに檻を脱走したゾーイが出現。ガスに飛び掛かって首を噛み切って殺してしまう。 2人は死んだガスを見て青くなった。そして墓地に埋めて、生き返らせる事を決意。深夜までかかって遺体を埋め、疲れ切って自宅に戻った。 その夜、ガスは生き返って帰宅。なぜかドリューに優しくなって帰ってきた。翌朝、ドリューはジェフに以前よりもまともになったと話すが、複雑そうな面持ち。 一方動物病院にはゾーイの血が死んだ動物の血だという結果が届く。 チェイスは血液を検査した獣医のラドマンに生きたイヌの血だと言うが、リンパ球は0、細胞が死んでるのに生きているはずはないと返されてしまう。以前ヨランダという獣医も死んだ動物の血を送ってきたと言い張った。ゾーイを確認しに行くと子猫を食い殺いて脱走していた。 ある晩、ジェフはドリューの家に泊まる。ガスは大事そうに飼っていたウサギを捌き、夕食ではボイルしたウサギを手づかみで食べた。食事中も物をこぼしたり異常性が目立つ。アマンダはその様子に苛立っていたが、ドリューはうれしそうに見ていた。 チェイスは厳重に戸締りをし、銃を準備して就寝。亡きルネとのセックスを夢に見た。しかしその頭がゾーイに変わって襲われる悪夢で飛び起きる。目を覚ますと知らぬ間に忍び込んだゾーイに襲われる。銃を構えるとゾーイは窓ガラスを割って逃亡。 翌朝、ジェフとドリューは自転車で川辺に行き、分かれる。そこにバイクでやってきたクライドがジェフに絡んで崖から突き落とした。クライドが暴行を加えようとするとガスが現れて救出。クライドをバイクで惨殺。心配して追ってきたドリューは、ガスの犯行を目撃。気付いたガスはドリューを襲い始める。 なんとか家まで逃げるもガスとゾーイに追いつめられた。ドリューは2階の窓を壊して脱出、車で帰宅したアマンダと共に逃げ出した。 ドリューはアマンダに事情を説明。後ろからパトカーに乗ったガスが追いかける。ガスの幅寄せで、2人の乗る車はジャガイモを運んでいたトラックに正面衝突。2人は死亡。 ドリューとアマンダの死亡事故はニュースとなった。その日以来ジェフは屋根裏にこもりきり。チェイスが屋根裏に様子を見に行くと、ルネのメイク道具や衣装が並べてあった。ジェフは喪服を着て鎮座する。ママを迎えると言うジェフにチェイスがママは死んだと怒鳴るが、ジェフは蘇ると怒鳴り返す。 深夜、ジェフはマジョリーがうたた寝している隙に家を抜け出し、ペット墓地に向かう。 一方ドリューの家に行ったチェイスは、いきなり襲いかかってきたゾーイに肩を噛み千切られる。なんとか銃で撃ち殺した。 家ではガスが待ち構えていた。彼はチェイスから銃を奪い、ドリルでチェイスに襲いかかる。チェイスは奪われた銃を取り戻し、ガスの頭に撃ち込んで倒す。 その頃ジェフの家の屋根裏では、マジョリーがルネの衣装を着こんでメイクをしていた。そこにルネが現れ、私をまねる気?と割れた鏡でマジョリーに切りかかる。 下でその声を聞いたジェフはほほえみ、屋根裏に向かった。そこでルネと再会、また一緒に暮らそうねと言われ、喜んだ。 そこにチェイスが帰宅、屋根裏のベットに倒れていたマジョリーに気づく。彼女は顔をナイフで抉られて死亡していた。 奥のソファに生前のままのルネがいて、ジェフを抱きしめ、今度は上手くいくわと囁きかける。 ジェフが下に降りようとドアを開けるが、廊下には頭の潰れたクライドが。斧で襲い掛かってきた。止めに入ったチェイスは、クライドの斧に当たって昏倒。ルネは笑いながらドアに鍵を掛け、ノブを引っこ抜いた。ルネは化粧道具をぶちまけて香水に火を点ける。 炎の中、ジェフとクライドが戦う。蔵井戸が斧を振り回すうち配電盤に当たって感電。クライドはそれでもジェフに馬乗りになり殺そうとするが、配電コードの先端を口に突っ込まれ頭部が吹き飛んで死亡。 ジェフはクライドの斧でドアを破壊。チェイスを引きずって脱出した。 ルネはジェフを呼びながら燃え尽きた。 前作はこんな感じ↓↓ ペット・セメタリーの続編。前作と異なり脚本がスティーブン・キングじゃない。ペット・セメタリーの設定を使った別物と感じた。一応話は繋がってるけどね。本作だけ観てもついてけそうなレベル。 前作は愛する人が死んでしまい苦悩の末蘇らせるが、本作は死んだことを隠すために人を埋めた。さらに登場人物が増えたため感情移入がしづらい。ジェフが母親を蘇らせるシーンが操られているようでかつ、現実かも分らない演出だったので引っかかった。比較するのはあまり良くないけど前作の方が好みかな。エドワード・ファーロングの美少年ぶりは堪能できたよ。 グロテスクなシーンは増えた。特に動物がよく死ぬから苦手な人は辛いかもね。 作品情報
あらすじ
ストーリー
感想