映画に逃げた

観た映画について書きますがホラー比重重め

海外のレジャーはスケールがデカい 映画『テリトリー・オブ・ザ・デッド』ネタバレあらすじと感想

テリトリー・オブ・ザ・デッド

コメディ度:6/10

グロ度:3/10

感動:2/10

リアリティ:3/10

人に勧めやすいか:3/10

満足度:5/10

目次

作品情報

www.youtube.com

2018年製作/イギリス/上映時間85分
原題:Killer Weekend

監督・編集:ベン・ケント

脚本:ベン・ケント、ジョエル・ウィレニアス

製作:ジョナサン・バーソン、マイケル・ハミルトン、アントニー・ペトロー

撮影:ユアン・マリガン

音楽:サッシャ・パットナム

出演:マーク・ヒープ、ショー・ベリー、ダニー・キレイン、デヴィッド・モメーニ、ティモシー・ルノーフ、ユウェン・マッキントッシュ

あらすじ

結婚式を控えた新郎サムは、悪友の企画したバチェラーパーティーに参加。彼らの企画は森の中で襲いかかるゾンビをペイントボールで倒していくゾンビ・サバイバルゲーム。ところがそのゾンビ役は道中で揉めた相手で...。

ストーリー

以下ネタバレあり

 

 

 

新婚のサムを悪友トビー、エリック、マイルズがパーティ会場に送る。車内は朝食もまともにとってないサムにビールをイッキ飲みさせて大盛り上がり。サムは義父で元軍人のジェラルドと上手くいってないらしい。更に式にはジャンキーで旧友のチーズも来るという。

 

彼らは結婚式前に男性参加者らを集めてバチェラーパーティーを開くことにした。ダイナーに参加する旧友らチーズ、太ったつまらない男アル、サムの妹ミシェルの彼氏ブランドン、義父のサムが集まっていた。


食事を終えエリックが企画を告げる。森の中で次々と襲いかかる元軍人の演じるゾンビをペイントボールで倒すゾンビ・サバイバルゲーム。店を出る際、マイルズが店のコーヒーにケチをつけて現地の客とトラブった。

 

一同はゲーム会場に到着。エリックはやたらと熱が入っていて、自前のサバイバルキットを持参。大振りのナイフをズボンに隠しいれた。


ゲームマスターのマーシャル軍曹から装備を支給される。警棒とペイントガン。但し頭は撃つなと忠告を受けた。その後ゾンビ役が出て来てデモンストレーションが始まったが、相手はダイナーで揉めた男だった。

 

車両に乗って森へ移動。2手に分かれる際、サムは義父となるジェラルドに同じチームになりましょうと提案したが断られる。結局サムはいつもと同じ面子トビー、エリック、マイルズと行動することに。目的地は地図にマークされた燃料保管庫。

 

別チームではジェラルドとサムを仲良くするためにチーズが昔の話をするが逆効果。

 

マイルズは排便のため仲間と分かれて茂みに向かう。残された3人は昔に戻って女の話で盛り上がっていた。

マイルズの悲鳴が聞こえ、彼らは後を追う。ところがサムは今朝の酒のせいで走れずにはぐれてしまった。そこにダイナーで揉めたゾンビがやって来る。何かされると感じたサムは咄嗟に落ちていた木の棒を突き立てて応戦してしまう。棒はゾンビの腹部に突き刺さった。


そこにマイルズ、トビー、エリックが合流。どうしようかと狼狽えているとゾンビが目を覚まして助けてhelpと言った。しかし、brainと言ったと思い込んだエリックがナイフでゾンビを殺してしまう。


マイルズは埋めて隠すことを提案。息子を持つトビーは反対したが結局加担することに。スマホと財布を盗んで死体を埋めた。スマホが指紋認証だったので指を切り取る。名前がスティーブだと判明し、身寄りもなく死んでも誰も気づかないことが分った。

ゾンビらは休憩に入り、マーシャルは帰ってこないスティーブを心配していた。

 エリックがスティーブのアカウントでtinderみたいなアプリを楽しんでいるとマーシャルからどこにいるとメールが届いた。マイルズが気分が乗らないから帰ると返信。それに対し、また来週会おうと返信が来た。一同はバレなかったと喜ぶ。その後ろでエリックはオリジナルのスラング”激ヤバ玉”を送っていた。

別部隊、チーズとジェラルドが親しくなっている。

サムの部隊は不自然なキャビンを見つけて侵入。空き家だと思って物色していると家主が帰って来た。怒鳴り散らす家主にトビーが逆ギレし、更に怒りを買ってしまう。

家主は包丁を取り出したが、突然苦しみだして倒れた。倒れた先に立つ包丁が刺さって死亡。
一同は死体をマットで包み、車に乗せて走り出した。しかし、マイルズの速度超過がたたって飛び出てきたゾンビを轢き殺してしまう。

その死体も車に積んで湖に突き落とした。

ゾンビの待機場ではマーシャルが2人もゾンビ役が帰ったことに不信感を募らせている。

サムらは目的地の燃料保管庫に到着。中にはすでに着いていたジェラルドらが待っていた。そこではチーズがジェラルドにドラッグを吸わせている。ジェラルドの勧めでサムも吸うことに。


するとマーシャルがストリッパーを携えてやって来た。エリックがサムのために呼んだらしい。プレイが行われている最中、ゾンビらはマーシャルの指示でスティーブともう1人のゾンビを捜索していた。

やがて湖に沈められた車が発見され、マーシャルに連絡が入る。マーシャルが誰の仕業かと考え込んでいるとエリックが激ヤバ玉と発した。
ストリッパーが帰った後、マーシャルはジェラルドを人質にとって尋問を始める。クスリの入ったサムは全てを吐いてしまった。マーシャルは警察に通報するつもりなんて無い。元軍人の仲間を呼び寄せて直接殺そうと考えている。


ジェラルドの首を絞めながら電話しようとするマーシャルにサムがナイフを投げようとする。しかし、ジェラルドはサムを信用しておらずそれを止めた。制止を聞かずにサムはナイフを投げ、見事ジェラルドの右足に命中。マーシャルはチーズが倒した。

マーシャルを捕らえた一同は、ジェラルドの指揮のもと、元軍人らと戦うことを決意する。


建物に籠城していたが、元々この作戦に乗り気じゃなかったブランドンが寝返ろうとした。彼は入り口を教えたのち、ボウガンで眼球を貫かれて死亡。


一同は建物の更に奥の部屋に逃げ込んだ。そこでアルがゾンビメイクをした軍人に手を噛まれる。噛まれたアルはもうお仕舞いだと言って敵に向かって行った。その隙に他の皆が逃げていく。
チーズはその途中栽培されたマリファナを見つけて有頂天。


トビー、エリック、マイルズは元軍人に襲われて一瞬ピンチに陥るが、不意打ちでそれらを倒す。


サムはジェラルドと共に外へ逃げるも、マーシャルに捕らえられた。マーシャルは元軍人とジェラルドのタイマン勝負を提案。ジェラルドが勝てば無罪放免。負ければサムが殺される。

ジェラルドは自身をSBS出身と言っていたがそれは嘘にすぎず圧倒的な差で敗北した。
やられそうになったとき、サムが落ちていたナイフを拾ってマーシャルを殺害。そして元軍人の喉元に噛みついて彼も殺した。


サムとジェラルドは建物から出て、仲間たちに迎えられる。

これからどうしようかと考えているとマイルズに考えが浮かんだ。

感想

騙されてはいけない。この映画は”テリトリー・オブ・ザ・デッド”なんて邦題のくせにゾンビが出てきやしない。そもそも原題は”Killer Weekend”である。配給会社は少しでもゾンビ要素があればゾンビ映画として売って良いと考えているらしい。実際に僕は釣られて鑑賞してしまったのだが。

ゾンビ映画だと思って本作を視聴した場合はあまりのひどさに落胆するだろうが、ちょいグロコメディを求めて観るなら楽しめる。

下手な”タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら”みたいな感じ。いや、敵味方のぐだぐださを考えると”グリーンルーム”に近いかも知れない。少なくともその2作が刺さる人なら本作もきっと気に入るだろう。

本作は明らかに主人公サイドが間違いを犯しているのにヘラヘラしている様子が不快に映った。加害者が被害者ぶってるのを間近で見せられているような。そういった意味でも感情移入できないし、ただ単に馬鹿を見て笑うための映画なのだと思う。ただテンポがあまり良いとは言えず、観ていて退屈になるシーンが多い。

僕は鑑賞後に予告編を観たのだが完成度の高さに驚いた。重要な要素が詰め込まれていて、無駄なシーンがなくテンポがいい。ミスリードを促すような表現もあって予告編として完璧に思えた。

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