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地下室にいたのは妖精? 映画『テール しっぽのある美女』ネタバレあらすじと感想

テール しっぽのある美美女

コメディ度:2/10

グロ度:2/10

感動:1/10

リアリティ:1/10

人に勧めやすいか:3/10

満足度:3/10

目次

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作品情報

2012年製作/ノルウェー/上映時間75

原題:Thale

配給:アットエンタテインメント

監督・脚本:アレクサンデル・ノラス

音楽:レイモンド・エノクセン、ガイアマンド・シモンセン

撮影・編集:アレクサンダー・ノルダース

出演:モルテン・アンドレセン、アーレン・ネルボル、シリー・ライナモ

あらすじ

特殊清掃の作業員2人は独居老人の無惨な死体を片付けていた。床下にまで血がしみているのではと確認するとそこには怪しい地下室が。中には全裸の美女が待っていたが...。

ストーリー

以下ネタバレあり

 

 

 

特殊清掃員のレオとエルヴィスが部屋に散らばった肉片を掃除する。エルヴィスは耐えられずにゲロを何度も吐いた。

 

雪景色を背景に年配の男性のナレーション。
君を見つけてから9年がたった。見つけるべきではなかったか。

 

レオはエルヴィスに先程の被害者の話を始めた。死体の様子から年老いた男性と見られ、獣に襲われてバラバラになったもよう。
一休みしてから床下の確認に向うと怪しげな隠し扉が現れた。やっかいごとに巻き込まれたくないとレオが止めるがエルヴィスは吸い込まれたように入っていく。中には古い缶詰があり、人の暮らしていた痕跡が見られた。さらに奥には実験室のようなものが。レオは上司のエイナルに電話で指示を仰ごうとするが電波が悪く、エルヴィスに何も触るなと言い残して外へ出ていった。レオがいなくなると彼はすぐさま器具に触り始める。


レオが電話から帰って来た瞬間、横にあったバスタブから女性が飛び出した。女性は衰弱しており2人は放っておけなかった。

油断していると彼女は隙をついてエルヴィスの首を絞めた。レオが拾った軍服を彼女に投げ渡すとエルヴィスは解放された。それから彼女は彼らのことを意に介せず、期限切れの缶詰を食べ始める。敵でないと分ったようだ。


エルヴィスは拾ったカセットテープをラジカセにいれて再生。老人の声が吹き込まれており、実験の様子を記録しているもよう。女性はラジカセを見て驚いている。


車に食べ物を取りに行ったレオの背後を全裸で四足歩行の女性が横切る。


カセットテープの声はこう続けた。ターレだけは他の仲間とは違う。赤ん坊の頃人間に拾われたからだろうか。もっと入浴の回数を増やさなくては。彼女の名前はターレと言うらしい。

 

女性は隣の部屋のベッドの下に寝転がり、歌を歌い始めた。エルヴィスもその横に寝転がって目を合わせて話をする。彼は娘エリーヌの話をするが、何か訳ありな様子。きみはいつからここにと聞かれた彼女は彼の顔を掴んだ。彼の脳内に彼女の記憶が流れ込む。彼女は老人に監禁されていた。

 

レオが車から屋敷に帰る途中、エイナルから着くのが遅くなるとの連絡を受けた。その間も彼の周りを何者かが飛び回る。

 

レオがパンを持って屋敷に帰ってきて、2人は意味深な冷蔵庫の扉を開けた。中には切り取られた尻尾が入っている。

エルヴィスがトイレに行っていた時、レオは胸を押さえて突然苦しみ始めた。心配したのか女性はレオの胸と顔を触り始める。彼はそれを払いのけた。

3人で昼食をとりながらエルヴィスはあの尻尾が彼女のだったらどうすると話し始める。エルヴィスは自分に娘がいることを明かした。レオは自分の肺癌を打ち明ける。
しばらく話していると何者かが屋敷に侵入する気配を感じた。ターレはいち早く扉に鍵をかける。

何者かは何度も扉に当たり、中に入ろうとしてくる。しばらくすると攻撃は止んだが鍵穴からガスが流れ始めた。レオは早々に気絶。

エルヴィスは薄れゆく視界の中で老人とターレの出会いを見た。実は老人は彼女を監禁ではなく保護していた。彼女はしきりに仲間の元に行きたがったが、それだけは止めた。ターレは枯れた花を再生させる能力を持っている。老人はターレを人として育てたかったが彼女の尾てい骨には尾があり、それによって自分が人間でないと知ってしまう。どちらから言い出したのかは分らないが、尾の切除手術が行われた。

 

気絶していたレオとエルヴィスは外に連れ出されとある集団に尋問された。彼らは銃を持っており数も多い。
リーダー格の男曰くターレらの種族は各々異なった特殊能力を持っている。集団の目的はターレの確保。
したっぱどもは屋敷の中で次々とターレに殺されていった。首をへし折り、奪った銃を喉元に突き刺す。ターレの動きが速すぎて気づいたときには殺されている。


集団のリーダーがレオに銃口を向けると同時、屋敷が爆発。リーダーは複数のターレの同種に襲われて死んだ。ターレは2人の拘束を解く。


後日レオとエルヴィスは警察に起きたことを説明した。レオはエルヴィスにガンが消えたことを報告。医者にそう言われたらしい。
エルヴィスは娘と再会。
ターレは同種の群れに戻れた。

感想

ノルウェーの民間伝承に登場するフルドラって妖精がモチーフの作品らしい。フルドラの話を知っていれば捉え方も変わるのかな。わざわざ調べようとはならないような作品だけど。

老人のくだりやエルヴィスと娘の関係が説明不足に感じたし、突然集団が押し寄せてきてちょっと展開が急だなとは思ったけどそこまでひどい出来ではないような。

特に冒頭でいきなり血とゲロが映るのは個人的にポイントが高い。ただそっからゴア描写は右肩下がり。でもフルドラの描写は凄い良かった。最初にレオの後ろにチラッて映ったときは、おおって思った。

退屈なシーンも多いけど見続けられたのはレオとエルヴィスの掛け合いがそれなりに楽しめたからかな。ちょっとちぐはぐな感じで。あとセットがしっかりしていて退屈なシーンでも隅々まで見渡す楽しさがあった。

テール しっぽのある美女

テール しっぽのある美女

  • メディア: Prime Video
 
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