映画に逃げた

観た映画について書きますがホラー比重重め

育児に奮闘中の夫妻を襲ったものとは 映画『何か』ネタバレあらすじと感想

何か

コメディ度:1/10

グロ度:1/10

感動:1/10

リアリティ:6/10

人に勧めやすいか:5/10

満足度:4/10

目次

www.youtube.com

作品情報

2018年制作/アメリカ/上映時間86分

原題:Something

監督・脚本:ステファン・ポートランド

撮影:パトリック・ローレンス

編集:Noel Berwick

出演:マイケル・ガジン、Jane Rowen、ジョエル・クラーク・アッカーマン、エリック・ロバーツエバン・カーバ

あらすじ

初めての子育てに苦戦中の夫婦に”何か”が襲いかかる。

それは育児ノイローゼの引き起こした幻覚だろうか...。

ストーリー

以下ネタバレあり

 

 

 

警察が一件の屋敷を訪ねるが、返事がない。

 

夫婦が子育てに奮闘。赤ちゃんが寝ると小声で喋り細心の注意を払う。しかし、目を覚まして夜泣きが始まる。
翌朝、ようやく眠りについたかと思うと火災報知器のアラームが響き渡った。家は新品同様にリフォームされているが検知器は古いままだと愚痴をこぼす。誤報が多いらしい。

旦那は朝から壊れた給湯設備の修理に励んだ。昨夜、妻がシャワーに入ろうとしたらお湯がでなかったからだ。
今日から子供とは別室で寝ることになった。ベッドを子供部屋に移動してベビーモニターを設置。
妻は育児ノイローゼになっていた。そんな妻を旦那が慰める。
妻は旦那に赤ちゃんを任せて風呂に入った。タオルを顔にかけていたら黒い人影のようなものを見る。


その晩、妻は頭痛がひどくなり、旦那に薬を取りに行ってもらった。そのときにも何者かの視線を感じる。
旦那は明後日から2、3日の出張がある。妻はそれを軽く引き留めた。少し険悪なムードになって眠りにつくとベビーモニターに人影が写った。確認しに行くがなにもない。
妻は眠れずにモニターを見続けた。またも影を見て旦那を起こすが、問題なし。

 

翌日旦那が書斎で仕事をしたが寝不足から寝落ちしてしまった。夕飯に呼ばれて赤ちゃんの顔を見ようとベビーベッドを覗くと、横にナイフが置いてあった。旦那は妻に問い詰めるが、妻はだいぶ参っている様子。そんな様子を見かねて旦那は昔みたいに映画を観ようと提案。ホームシアターで映画を再生すると同時、赤ちゃんが泣き出した。
妻があやしに行くとすぐに寝た。

夫婦が映画を楽しんでいるとベビーモニターにハッキリとペストマスクを着けた人が写るのを旦那が見る。彼が急いで部屋に駆けつけたが人は見当たらない。窓が開いていたのでそこから飛び降りたのではと念のため外を見回る。彼は電波障害で混戦して変なものが映り込んだのではと疑った。窓は妻が無意識に開けていた様子。


翌朝2人は話し合う。旦那は妻に医者に見てもらうか、両親を呼ぶかを選ばせた。妻は医者に診てもらうほうを選んだ。妻は昨日みた変な夢について話す。それは自分が無意識に行ってきたことが実は旦那に仕組まれており、旦那が妻の精神をおかしくしようとしていたという内容だった。
旦那は明日の出張に向けて荷造りを始めるがパスポートがない。書斎をいくら探しても見つからず妻を疑う。
パスポートはキッチンのゴミ箱に捨ててあった。旦那が妻を責めるが彼女には心当たりがない。
パスポートが見つかったので荷造りを再会しようとスーツケースを押し入れから引き出したが、荷物が完璧にパッキングされていた。しかし2人とも準備した覚えなどない。
さらに庭に立つ男を旦那が見かけるが数秒後には消えた。
2人して頭がおかしくなったと思い、とりあえず寝ることにする。


変な音が聞こえたので旦那がゴルフクラブを持って部屋を出た。廊下には先ほどのペストマスクが。旦那は突如として気絶。
倒れる音を聴いて妻が駆けつける。旦那は子供と妻を1つの部屋に置いて、一室一室回った。その間に妻は警察に通報。
家のなかには誰もいなかった。
警察が2人やって来て侵入者を探すが侵入の痕跡すら見つからない。
警察はシフトが終わったらまた見に回ると告げて去っていった。


旦那が見張って妻が先に寝ることにしたが、旦那も眠ってしまう。
妻が目を覚まして悲鳴を上げる。子供がいなくなっていた。
鳴き声を頼りに探していくと乳母車ごと外に放置されていた。さらに妻がペストマスクを目撃。旦那が来たと同時に何かは消えた。それによってペストマスクが人ではない”何か”であることを確信。
夫婦が眠りにつくとペストマスクがやって来た。それは妻に触れ、次に旦那に触れた。

 

オープニングに戻る。

昨夜の警察がシフトを終えて屋敷を訪れた。いくら呼び掛けても返事がないのでドアを蹴破って侵入。子供は昨夜のように乳母車ごと庭におかれていた。
夫婦はベッドで眠ったように死んでいる。
そこに警部がやってきた。巡査は2人がまるで生きているようで気味が悪いと証言。
警部はそれに笑って返す。2人の頬はピンクに染まっていた。これは一酸化炭素中毒の症状で、一酸化炭素中毒になると記憶障害や幻覚が見えることもある。
その説明の最中、巡査がペストマスクの幻覚を見始めて崩れ落ちてしまった。
警部は現場の維持を指示しながら巡査に駆け寄った。

感想

この映画をズバリ言うなら一酸化炭素中毒になった夫婦を、ホラー映画の視点から撮ったもの。本当に最後の最後まで一酸化炭素中毒なんて気付かない。1回目適当に観たが正体を聞いてもう一度観た。

幻覚は言わずもがなだが細かい伏線の多いこと。

まず冒頭でお湯が出なくなり旦那が素人作業で給湯設備を修理。これが本作の核となる場面。続いて火災報知器が鳴るシーン。彼等は火が上がってないから誤報と考えたのだろうが、しっかりと一酸化炭素に反応してた。

記憶障害に関しては初めこそマナーモードにしてたはずが解除されてたとか、いつの間にかドアの鍵が閉まってるってレベルからエスカレートしていき子供の横にナイフが置かれる、パスポート捨てる、息子を屋外放置といった有様。

1回観ただけでは気付かないが子供の横にナイフが置かれていたのは、料理の最中に子供が泣き出して急いで駆けつける描写がある。

パスポートも妻からペットボトルを捨ててと頼まれるシーンがあり、そのときに一緒に捨てていたと思われる。

子供が2回目外に出されたシーンは母親が置き忘れたように見えるシーンがある。

ただし1回目はなぜ外にいたのか分らないようになっている。それこそ子供を助けようとした”何か”の仕業なのかも知れない。

何か

何か

  • 発売日: 2019/04/18
  • メディア: Prime Video
 

 

Amazonプライム・ビデオ

Amazonプライム・ビデオ

  • 発売日: 2020/07/08
  • メディア: アプリ
 

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村