映画に逃げた

観た映画について書きますがホラー比重重め

妻失踪の謎を追え!『運河の底』ストーリーと感想※ネタバレあり

運河の底

コメディ度:1/10

グロ度:2/10

感動:3/10

リアリティ:3/10

人に勧めやすいか:6/10

満足度:4/10

目次

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作品情報

2014年制作/アイルランド/上映時間92分

原題:The Canal

監督・脚本:イヴァン・カヴァナ

制作:アンネマリー・ノートン

音楽:セイリ・トルジュッセン

編集:ロビン・ヒル

出演:ルパート・エヴァンス、アントニア・キャンベル=ヒューズ、スティーヴ・オラム、ハンナ・ホークストラ、ケリー・バーン、カラム・ヒース、アントニー・マーフィー、セレナ・ブラバゾン

 

あらすじ

映像記録局に勤めるデイヴィッドは憂うつな日々を過ごしていた。ある日、職場で古い16ミリフィルムの映像を確認することになる。そこには1900年代初期に起きた残忍な殺人事件の記録が収められていた。その映像を見た日から彼の精神は少しずつ蝕まれていってしまう。

ストーリー

以下ネタバレあり

 

 

 

映像記録局に勤めているデイヴィッドは息子のビリー、妻のアリスと3人家族で住んでいた。作中でクレアが何の仕事をしているかは明かされませんが、妻の方が高収入な様子。住居は5年前に買った広くて古い中古物件。

 

現在デイヴィッドは仕事に向かいながら、運河の横を通ってビリーを学校に送っている。職場に着くと同僚のクレアに、警察から送られてきた1902年の古い記録フィルムを観るように頼まれた。内容は殺人現場の様子を映したもので、驚くことに自分の家で昔起きた事件だった。デイヴィッドは気分を害したがあまり気に掛けなかった。

ある日、夫婦でパーティに出かけた。そこでデイヴィッドはアリスが、他の男と親密に話しているのが気になった。妻は仕事の取引先と言うもどこか嘘くさい。その晩、デイヴィッドは記録フィルムで観た殺害現場の悪夢を見る。

後日、パーティで妻と話していた男の関係が気になっていたデイヴィッドは2人を尾行した。2人は運河沿いの家に入り、性交していた。デイヴィッドは行為を目撃し、目に入ったトンカチを持ってにじり寄るも、結局何も出来なかった。デイヴィッドはトンカチを運河に投げ捨て、吐き気を催す。デイヴィッドは運河沿いのトイレで嘔吐するが、その時、妻を主人に渡せという男の声を聞く。さらに、遠くで何者かに対して命乞いする妻の声を聴いた。デイヴィッドはトイレで一晩寝てしまったようで目覚めると朝。

その後も妻は帰らず、警察に捜索願を出した。担当のマクナマラ刑事から事情聴取を受けるが、警察はデイヴィッドを疑っている。アリスには愛人がいて、デイヴィッドと別れるつもりだったことを知らされた。愛人が金持ちだからか周囲の目が冷たい。何日か経って運河の底から妻の遺体が見つかった。外傷が無いことから事故死と判定。

アリスの葬儀の際、アリスの母親がビリーを預かるなどと言ってきた。さらに愛人の男がショックで寝込んでいるとも。デイヴィッドは怒りはするものの、理性的に拒否した。ディヴィッドは葬儀の後、クレアにその日夜に見た男や、何者かに襲われていた事を相談した。クレアは供述すべきと勧めたが、デイヴィッドは自分が疑われると拒否。

 

記録フィルムの事件と今回のことに類似性を感じたデイヴィッドは運河周辺の事件を調べ始めた。すると過去にデイヴィッドの住む家を中心に、様々な殺人事件が起きていたことが判明。さらに過去の記録フィルムが撮られた場所を撮影すると人影が映った。また、壁の向こうから声がしたりする。デイヴィッドの行動は不審にみられ、ビリーのベビーシッターやクレアに心配される。デイヴィッドはこの家に他の誰かがいると感じていた。デイヴィッドは息子を守るため、ビリーやベビーシッターをホテルに移した。しかしビリーと繋がったビデオ電話にまたも人影が映り込む。デイヴィッドは慌ててホテルから2人を引き戻した。このような異常行動に耐えかねたベビーシッターは退職。クレアに話しても信じてもらえない。

 

学校へ送りにビリーと運河を歩いていた時、アリスそっくりの女性を見かけた。デイヴィッドは急いで動画撮影。クレアに現像を依頼した。
家に帰ったデイヴィッドは家中に小麦粉を薄く撒いて、人が通ると跡が残るようにした。ビリーとベットに入り、寝るも人の気配に目が覚めた。廊下を確認すると何者かの足跡が。さらに夢の中で記録フィルムの殺人犯に私たちは同じだと言われる。
翌朝、マクナマラが現れて妻殺しの証拠が見つかったと警察に連行。証拠はトンカチでデイヴィッドの指紋が残っていた。さらにビリーについても施設に入れるよう勧められる。いったん釈放されたが、警察が監視を始めた。

その夜、クレアが現像したフィルムを持って来た。二人で見ていると確かにアリスの霊が映っており、クレアも認めた。しかし亡霊が具現化して、クレアを壁の向こうに連れ去ってしまう。

デイヴィッドはビリーを連れて逃げ出す。警察が追って来るも、デイヴィッドはビリーとともにマンホールに逃げ込んだ。その中で、自分が妻やクレアを殺している場面の映像を見た。デイヴィッドはアリスの浮気に激高して運河に突き落としていた。妻の霊が映っていないと言うクレアの首を絞めて殺害していた。自分が殺したと自覚すると次は妻の霊が追いかけててくる。警察と霊に追われたデイヴィッドはビリーを抱えて運河に飛び込んだ。ビリーはマクナマラによって助けられたが、デイヴィッドは妻の霊に引き込まれた。

 

数日後、ビリーは妻の母に引き取られた。家を売り出すを交渉をしている時、壁から父の呼ぶ声を聴く。

祖母の運転する車の後部座席に乗ったビリーは走行中に飛び降りて自殺。そのころ家を内見していた女性の前に走り回るビリーが現れた。

感想

アマプラで観ました。

邦画のホラーっぽいかな。誰も信じてくれずに1人で頑張る系の映画。ただ本作はどこからが心霊の影響でどこまでがデイヴィッドの精神疾患によるものか分からない。

視点がデイヴィッドだけだから全て正しいように映るけど、周りからどう見えているのか分からない点が多いんだよね。まあ最後にビリーの霊が出てくるからデイヴィッドの見た事が正しいんだろうけど。

作中で誰もアリスの不倫に対して引け目を感じてないんだけどアイルランドって愛人OKなの?愛人のこと彼氏とか呼ぶし。よく知らない国だから一つ偏見が生まれた。作中で一番恐いというか気持ち悪かったのはそこだわ。

あとは作中に出てくる公衆トイレがメチャクチャ良かったな。汚いんだけど蛍光灯のカスレ具合とグラフィティが相まって超クール。ほかに特別褒めるとこはないな。

運河の底

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