イット・フォローズ
コメディ度:1/10
グロ度:2/10
感動:1/10
リアリティ:3/10
人に勧めやすいか:8/10
満足度:6/10
目次
監督・脚本・製作:デビッド・ロバート・ミッチェル 製作総指揮:ジョシュア・アストラカン、アラン・パオ 撮影:マイケル・ジオラキス 美術:マイケル・T・ペリー 編集:フリオ・C・ペレス4世 音楽:リチャード・ブリーランド 出演:マイカ・モンロー、キーア・ギルクリスト、ダニエル・ゾバット、ジェイク・ウィアリー、オリビア・ルッカルディ、リリー・セーペ ある男と一夜を共にした19歳の女子大生ジェイ。しかしその男が豹変し、ジェイは椅子に縛り付けられてしまう。男はジェイに「それ」をうつしたこと、そして「それ」に捕まったら必ず死ぬことを彼女に告げる。「それ」は人にうつすことができるが、うつした相手が死んだら自分に戻ってくるという。ジェイは刻一刻と迫ってくる「それ」から逃げ延びようとするが……。 以下ネタバレあり 住宅街の一軒家から、若い女性が飛び出す。彼女は車道に出て周囲を確認すると、家に戻った。心配した父親に大丈夫とだけ答える。少したち、彼女は焦って家を飛び出ると車に乗って“何か”から逃げ出した。夜になり海辺で両親に電話をかけ、愛していると告げた。翌朝、彼女は遺体となって発見される。 本作の主人公ジェイは19歳の女子大生。最近新たにヒューという彼氏ができた。ジェイには妹のケリーと幼馴染みのポールとヤラがいて家族のような関係性だった。 ある晩、ジェイは彼氏のヒューと映画館でデート。しかし途中でジェイには見えない“何か”を見たヒューはおびえた様子でジェイを連れて映画館を出た。ディナーを一緒にとるが、ジェイは不審に思っていた。 次のデートの時、ヒューとジェイは車中で致した。ジェイが余韻に浸っているとヒューが麻酔薬を嗅がせてきた。意識を失い、目覚めると廃屋の2階で下着姿のまま、車椅子に手を拘束されていた。 ヒューはこれからする話を忘れるなと言って話を始めた。あるモノがつけてくる。俺が感染した“それ”を君に伝染した。それは変幻自在に姿を変えるが実体は1つ。時には愛する人に姿を変えることもある。 ヒューは、ジェイに2階から下の風景を見せた。ヒューが指さすところに裸の女性がおり、こちらに向かって歩いていた。 誰かと寝て相手に感染させろ。君が殺されると俺に戻ってくる。常に逃げ道を確保しろ。動きは鈍いが頭はいい。と今後のアドバイスをすると。ヒューはジェイの車椅子を押して逃げる。ジェイの家の前まで車で送ると、放り捨てた。 ジェイの家では玄関先でケリー、ヤラ、ポールがトランプをして遊んでいた。下着姿で置き去りにされたジェイを見て警察に通報します。ジェイは警察に事情を聞かれた後、措置入院。警察の調べで、ヒューと言う名前は偽名で家も貸家であり既に逃げていた事が分かった。 退院したジェイは大学に行くが、講義の最中に窓の外から老婆が自分めがけて歩いてくるのを見る。周囲の人が気に掛けていない様子から、自分にしか見えていないと悟ったジェイは講義を抜け出す。車で移動し、ケリーとポールがバイトするアイス店に行って相談。 ヤラはケリーの部屋、ポールは居間で寝る。眠れないジェイは居間に行き、ポールと話した。ポールとジェイは互いにとって初キスの相手、しかしポールがケリーともキスをしたと聞いてジェイはポールに距離を置いていた。 そんな話をしている最中、台所のガラスが割れる音がした。ポールはケリーたちを起こしに行き、ジェイは台所を見に行った。 ジェイは自室にこもるが、ポールとケリーの説得でドアを開けた。遅れてヤラが入って来るその真後ろに、デッカイ男が続いて入ってくるのを見たジェイは、二階から飛び降りて逃げた。ジェイは自転車に乗り公園まで逃げる。後から心配した3人と、様子を見ていた隣人のグレッグがやってきた。 ジェイは彼らにヒューから聞いた話をした。話を聞いた一同はヒューを探すことに。グレッグの運転で、ヒューが住んでいた家に向かった。現在空き家になっているが、窓は目張りされており、窓の近くには人が通ると音がするように缶がぶらさげてあった。 空き家で高校生の頃のヒューの写真を見つけた彼らは、ジャケットから出身高校を割り出した。高校を訪ね、ヒューの本名がジェフ・レモンドだと知る。 ヒューあらためジェフの家に向かい、話を聞いた。 まだ自分にも“それ”が見えている。誰かに伝染せ、 “それ”は歩いて追いかけるので車で逃げろとアドバイス。 右手首を骨折して病院に担ぎ込まれたジェイは、グレッグの提案により病院でグレッグと交わった。ケリー、ヤラ、ポールもそれを知る。 その後3日間、何も起きなかった。グレッグ自身が“それ”の存在を信じていないので襲われないのでは、と仮説を立てた。 4日目の夜、ジェイは白いパジャマ姿の男性がグレッグ宅の窓ガラスを割って侵入するのを自宅から目撃。電話を掛けても繋がらず、グッレグの元に駆けつける。到着する頃にはグレッグは死んでいた。 ポールが自分に伝染せと提案するも、ジェイは悩む。実はジェイとグレッグは以前、関係を持ったことがあった。さらにグレッグが怖がっていなかったので、罪悪感がなかった。 ポールに伝染すことに積極的でないジェイに、ポールは“それ”を退治することを持ちかけた。 作戦は郊外の地下のプールに“それ”を誘き出し、プールに入ったら大量の電化製品をぶち込んで感電死させるというもの。ジェイは“それ”が現れるまで水中で待つ。プールの脇には通電した電化製品がスタンバイ。 夜になって白いシャツ、白いモモヒキ姿の父の姿をした男性が入ってきた。しかしプールには入らず、プールサイドの家電製品を投げ込んでいく。しかしプールが広すぎたためか感電はしなかったが、完全に計算が狂った。 ポールが銃撃するが、誤ってヤラの足に当たる。ケリーが布をかぶせるとシルエットが浮かび上がったので、ポールは撃った。男はプールに落下。ジェイがプールから出ようとするも水中の男に足を引っ張られる。水中にポールが銃弾を撃ち込む。 ジェイは助かった。プールには血が広がるが、ジェイにしか見えない。ジェイの足首には、捕まれた手の痕がくっきりと残っていた。 その後、ジェイはポールと交った。ポールはジェイに“それ”がどんな姿をしていたか聞くが、ジェイは答えない。 別の日、ポールは車を運転しながら街の娼婦を物色。 後日、ジェイとポールが手をつないで住宅街を歩いていると、2人の後ろに一人の男性がついてきていた。 アマプラで観ました。 性感染症のメタファーであるとか、婚前交渉に対する戒めだとか言われてる本作だが別にそんなことないんじゃないのと思う。カップルがいちゃつくのが死亡フラグなのは周知の事実。 そもそもそんな考察などどうでも良いほど本作は低予算ホラー映画として良く出来ている。アメリカの田舎独特の気怠げな雰囲気や、コミュニティの狭さから起こる密接な人間関係がこの映画の良いところ。 他のホラー映画と比べると敵は歩いてくるだけなので遙かにイージー。しかも対処法が分かってる親切設定。ジャンプスケアもないし見てて気楽。周りも疑いつつもちゃんと協力してくれるから見ててストレスが無いね。ずっとついてくるって設定は怖さよりも気持ち悪さが勝つかも。心理的に。作品情報
あらすじ
ストーリー
感想