クライモリ デッド・エンド
コメディ度:2/10
グロ度:6/10
感動:1/10
リアリティ:2/10
人に勧めやすいか:4/10
満足度:5/10
目次
2007年製作/アメリカ/上映時間97分 監督:ジョー・リンチ 脚本:テューリ・メイヤー、アル・セプティエン 製作総指揮:エリック・フェイグ、ロバート・クルツァー 出演:エリカ・リーセン、ヘンリー・ロリンズ、テキサス・バトル、キンバリー・コードウェル サバイバル・ゲームで勝ち抜くと賞金10万ドルというテレビ番組の撮影のため、男女6人が人里離れた森の中に集合する。キンバリーも、参加者の一人として撮影現場へ向かっていたその時、突然飛び出してきた何者かに噛みつかれ、さらにカラダを真っ二つに切り裂かれた!!そう、そこは人喰い一族の棲む森だったのだ。キンバリーが来ないまま撮影は開始され、何も知らない他の参加者たちは、その森へ入っていった... 以下ネタバレあり 若い女性キンバリーが山道を車で走る。オーディション番組で得た今回の仕事の場に急ぐ。渡された地図がアバウトすぎてマネージャーに電話を掛けるも途中で繋がらなくなる。脇見運転をしていると男性を跳ねてしまった。慌てて男性の元に駆けつけると彼はキンバリーに噛みついた。さらに後ろにいた別の男が斧を振り下ろす。キンバリーは真っ二つになり引きずられた。 キンバリーの代わりに女性プロデューサーのマーラを交えて、テレビ番組『アポカリプス』のロケが始まる。内容はよくあるリアリティ番組。 出演者は、参加者6人と指揮を取る元軍人デールの計7人。 チャラ男のジョンジー、スケベ枠のエレーナ、ベジタリアンのニーナ、ケガで引退したスポーツマンのジェイク、イラクに従軍歴のあるアンバー、ディレクターとデキてるプロデューサーのマーラ。 撮影が始まり3組に分かれて食糧を調達する。ジェイクとエレーナ、ジョンジーとアンバー、ニーナとマーラに分かれて行動開始。 ロケ開始直後、トレーラーにいたカメラマンが首を切られて死亡するも誰も気づかない。デール大佐は何者かに矢を射られ、ナイフを投げて反撃するも頭部を殴られて気絶。 その頃、ジェイクとエレーナにディレクターのマイケルが川で遊ぶように指示。マイケルはカップルを作り出して視聴率を上げたいと考えていた。エレーナがそのことをくみ取ってジェイクを誘惑するも純粋なジェイクは拒否。どこかに去って行った。残されたマイケルは筋書を変えようと考えるがエレーナが色仕掛け。マイケルは身を任せた。その2人の様子を何者かが見て自慰行為を行い、別の場所からマーラが目撃してショックを受ける。 マーラとニーナは山小屋を見つけた。マイケルのことで嫌になったマーラは電話で迎えを呼ぼうとする。電話を借りたいと言って小屋に入るが誰もいない。物色していると奇形達の家族写真を見つける。住人が帰ってきて2人は隠れる。戻ってきたのは奇形の妊婦。破水するとすぐに出産した。生まれてきた赤ん坊の顔はとても醜い。2人はばれて逃げ出すも、マーラは頭部に斧が刺さって死亡。ニーナは倒木に隠れ、逃げ切った。 エレーナが日光浴しているのを見て、奇形の男が興奮して近づこうとする。それに嫉妬した奇形の女がキレて喧嘩に。女の矛先はエレーナに向き、ナイフで背中を切り刻んで殺害。奇形達は仲直りのキス。 デールは奇形の家に逆さ吊り。無人になった隙にナイフを奪って拘束を解いた。そして奇形と戦ってライフルを奪い、胸に撃ち込んだ。しかし死んだ様子はない。デールはナイフと銃を持って立ち去った。 ジョンジーとアンバーの組にジェイクも合流し、偶然見つけたバーベキューを頬張る。そこにニーナがマーラが死んだと言いながらやってくる。マーラとマイケルは恋人同士だったのでジョンジーは番組の演出ではないかと指摘。ところが肉にキンバリーのタトゥーが入っているのに気づき、人肉と知った3人は話を信じた。森を走ってロケのトレーラーに戻ることに。 その頃デールは家を見つけ、クリスチャンだという老人に場所を借りる。老人の家には魚を捕るためだというダイナマイトがあった。老人は奇形達が何者であるか説明した。醜く、強靭力を持つ彼らは、製紙工場からの化学物質汚染によって生まれたという。そう告げた老人であったが実は奇形達の父親であり、子供の仇だと言って襲いかかってきた。デールはダイナマイトを老人に投げつけ、老人を爆死させる。 ジョンジー、ジェイク、アンバー、ニーナらは、奇形達が外でいたしているのに遭遇してしまう。怒った夫婦は斧で襲いかかる。製紙工場で落ち合うことを約束し、ばらばらに逃げた。 逃げたニーナは落とし穴にはまった。助けを呼ぶとジェイクが現れ、引き上げる。そこに車に乗った奇形達がやってきた。これをやり過ごすため2人は崖から川へダイブ。 ジョンジーは罠にかかって逆さづりに。アンバーが縄をほどこうとするが同じく罠にはまり逆さ吊り。弓を持った奇形がやってきて、2人を串刺しにして殺す。 ジェイクとニーナは製紙工場に到着。通信機器は全滅。散策するとロッカーの中に少女のミイラ化した死体が。倉庫に移動した2人は、大量の車を見つける。拉致されながらも生きていたマイケルが斧で首を飛ばされて死亡。ジェイクとニーナは拘束され、物陰からはデール大佐の鋭い眼光。 ニーナは有刺鉄線で椅子に固定されており、ジェイクは逆さに吊られていた。奇形の一家はマイケルで作った料理を囲む。ニーナは強引にマイケルを食べさせられショック状態。 デールは罠の音で見つかるが、大量の車に隠れる。奇形の一人を不意打ちでダイナマイトつきの矢で射ると、ニーナとジェイクを救出。追ってきた奇形がデールの首を鎖で切って殺害。その隙にニーナとジェイクは倉庫にある巨大なスライサーに奇形の夫妻を押し込んだ。 助かったニーナとジェイクは冒頭のキンバリーの車で森から脱出。 工場の裏の川は有害な化学物質に汚染されて緑に光っている。川下の奇形がほ乳瓶に入れて赤ん坊に飲ます。奇形は人間の指をおしゃぶり代わりに咥えさせた。 クライモリというよりアカルイモリだわ。作品のイメージで勝手な邦題付けるもんじゃないね。ずっと昼間だったよ。 作品全体の印象としてなんか安っぽくなったなって。やってることは過激にエスカレートしてるんだけど、恐怖感みたいなのは薄まった。綺麗すぎると言うか偽物くさい。 本作でマウンテンマンって言葉が使われてないから前作のマウンテンマンと比較していいのか分からないけど、外見も人っぽくなっちゃたなと。前作の不気味な造形だったり醸し出すオーラみたいなのが無くて、頭部だけ特殊メイクしましたよ感が強い。ただの人だよ、もう。あの肉体で筋力が強いとか違和感しかない。家もこざっぱりしてたな。 デールは良かったけど一人だけ浮いてたような。せっかくイラク帰りのアンバーがいるんだから二人で活躍して欲しかったかな。アンバーが空気過ぎて。作品情報
原題:Wrong Turn 2: Dead Endあらすじ
ストーリー
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