満月の夜に先祖の血が騒ぎ出す...『狼女の伝説』ストーリーと感想※ネタバレあり

狼女の伝説

コメディ度：5/10

グロ度：3/10

感動：1/10

リアリティ：3/10

人に勧めやすいか：7/10

満足度：8/10

作品情報
あらすじ
ストーリー
感想

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作品情報

1977年公開（日本未公開）/イタリア/上映時間98分

監督：リノ・デ・シルヴェスト

脚本：ハワード・ロス

出演：アニク・ボレル、ハワード・ロス、フレデリック・スタフォード、ダグマー・ラッセンダー、エリオ・ザムート、ティーノ・カラーロ

あらすじ

幼い頃、性的暴行を受けた美しい娘ダニエラ。広大な伯爵家に閉じこもり、妄想に浸りきって過ごす彼女は、次第に鬱積した男性への憎悪を募らせ、やがて恐るべき悪夢を招き寄せる。封印された一族の忌まわしい過去、狼憑きの血脈が蘇り、突如凶暴性を帯びたダニエラは次々におぞましい惨劇を引き起こしていく...。

ストーリー

以下ネタバレあり

円形の焚き火の中で全裸の女性が儀式的なダンスを踊る場面からスタート。突如として苦しみ出し、倒れ込むと狼女に変身。

松明をもった村人が狼女を探しに来る。森に隠れた狼女は孤立した村人の頭を斧でかちわる。
捕まって火炙りにされかけたところで.....

叫び声を上げてダニエラは目覚めた。心配した父親が駆けつけて病院へ向かう。
医者は悪夢の原因を解析した。ダニエラは13歳の頃にレ○プされ、傷を癒やすために田舎サラスにある家の屋敷に父親と越してきた。サラスには狼人間の伝承が残っている。しかも先祖の一人が狼女として火あぶりにされており、さらに肖像画がダニエラにそっくりだった。
医者はダニエラが先祖と自分を重ねてしまっていることを危惧し、精神状態の危険性を指摘。

屋敷を満喫するダニエラは父親との時間に喜ぶも姉イレーネが帰ってくることに。旦那のフェビアンも連れてくるのだがフェビアンは夢に出た村人と瓜二つ。部屋に戻るとダニエラに先祖が、復讐せよと語りかける。
イレーネとフェビアンは部屋で性行。ダニエラがドアの隙間から覗く。気づいたフェビアンがダニエラを追う。

全裸のダニエラがフェビアンが誘惑。狼女と意識が重なり、首に噛みついて殺害し崖に落とす。

ダニエラは病院に精神病の検査入院。妄想性の夜行症と疑われるも原因は不明。
面会に来たイレーネを口汚く罵るダニエラ。聞きつけた看護師に拘束される。

夜中、SEX依存症の女性患者がダニエラに夜這いを仕掛ける。ダニエラは拘束を解いて貰う約束で了承し、解かれると隠し持っていたハサミで殺害し病院から逃亡。

馬小屋で逢い引きする若者と、それを見るダニエラ。男性が帰ったあとダニエラが女性を噛み殺す。

警察が女性の検死を行うとフェビアンの死体と傷跡が似ていることに気づく。ダニエラの通院を知っていた刑事モディカはダニエラを疑い、父のもとに訪問。話を聞いて確信を持つ。盗み聞きしていたイレーネがフェビアンの死因を知る。

ダニエラは美貌を武器に男の家に転がり込むも、いざ男性が行為に及ぼうとすると反抗して頭を叩きつけて殺害。
刑事は医者に接触、医者は輪廻転生にまつわる持論を展開。

通りがかりの若者モンディーニが自宅にダニエラを保護。
当初は信用していなかったダニエラだったが、二人は恋に落ちる。始めて愛ある性行為を行った。

モンディーニが不在中に三人の荒くれものが家に押しかけ、ダニエラをレ○プ。帰宅したモンディーニが応戦するもナイフで刺され死亡。

ダニエラは一人一人に復讐を果たす。
　　・一人目、レンチで殴り殺す
　　・二人目、クレーンで潰す
　　・三人目、寝込みの部屋を放火

刑事はこの事件にもダニエラが絡んでいるとみて捜索を開始。サラスの森で野性的な生活をしていたところ警察に発見され、取り押さえられる。ナレーションでイレーネが精神病院で死亡、父は自殺したことが告げられてEND。