変態村
コメディ度:2/10
グロ度:3/10
感動:1/10
リアリティー:8/10
人に勧めやすいか:1/10
満足度:6/10
目次
2004年製作/ベルギー・フランス・ルクセンブルク合作 上映時間94分 監督:ファブリス・ドゥ・ベルツ 脚本:ファブリス・ドゥ・ベルツ、ロマン・プロタ 製作:ミカエル・ジェンティル、バンサン・タビエ 、エディ・ジェラドン=リュイックス 撮影: 美術: 音楽: 編集: 衣装: 出演:ローラン・リュカ、ジャッキー・ベロワイエ、フィリップ・ナオン、ジャン=リュック・クシャール、ブリジット・ラーエ ハンサムで誰からも好かれる歌手のマルクは、老人ホームでのクリスマス・ライブを終え、次の目的地である南フランスへ移動中車のトラブルで辺鄙な山間の村に迷い込む。そこで彼を待っていたのは、欧州の闇で展開される凄惨な猛地獄だった! 以下ネタバレあり 主人公のマルクは歌手。老人ホームでクリスマスライブすればにファンが襲いに来る程の人気っぷり。 次の現場に向かおうと車を走らせるも辺鄙な山奥でお決まりのエンスト。困っているところにイヌを探しているという見るからに気の触れてそうな男ボリスが現れる。思いの外話の通じるボリスは近所のペンションに案内してくれた。 ペンションには気むずかしそうな宿主のバルテルが待っていた。 翌朝目を覚ますとバルテルがトラクターで故障車を牽引している。マルクが歌手であると知った彼はやけに上機嫌。マルクが散歩したいと言うと怪訝な顔をして村には近づくなと忠告。 マルクは忠告を破って村に行ってしまう。そこでは村人が子豚をレ○プしている真っ最中だった。もちろんドン引き。 その頃バルテルは車を物色。携帯電話とちょっとエッチな写真を盗んでいる。 夕食の際にバルテルは身の上話をする。昔の俺は明るくて順風満帆だったと。妻であるグロリアが去ってから駄目になったと嘆く。バルテルはマルクに歌を要望した。マルクは多少いやがるも歌いきる。部屋へと去って行くマルクを見つめる目はどこか怪しかった。 翌朝目を覚ますとバルテルが見当たらない。探しているとバルテルの部屋にたどり着いた。部屋には携帯と写真が。車がこじ開けられているのにも気づいた。車の前で問いただすとバルテルは車を破壊。一コマでマルクをボコす。グロリアなぜ去ったとマルクに尋ねた。 マルクはグロリアの服を着せられ髪を切られる。おまえを守るためだとバルテル。 バルテルはクリスマスツリーを採りに山へ。マルクに逃げたら殺すと脅すもマルクは逃げが、罠にはまって足が挟まる。夜になりイヌを探していたボリスが発見するもバルテルに見つかった。 バルテルはブチ切れてマルクを罰として十字架に磔た。それを外から村人が覗いている。 バルテルが銃を持ってバーに入店するもバーテンは無視。バルテルが俺は平和に暮らしたい、女房に手を出したら殺すと牽制。去った後バーではピアノに合わせて狂ったように村人達が踊り出した。 ペンションでマルクとバルテルが夕食をとっていると、ボリスがイヌを見つけたと仔牛を連れてきた。食事中に泣き出すマルクとそれを茶化す二人。すると突然ボリスが外から村人に撃たれた。村人達は仔牛を連れ戻しに来た様子。 マルクを見た村人達はグロリアだと思っている。そのうち一人はマルクになぜ駆け落ちしたんだと問う。そしてマルクに銃を突きつけ、歌わせた。村人達はマルクをレ○プするも興奮しすぎて喧嘩勃発。そのすきに逃げ出した。 マルクを追う村人達は分かれて捜索を開始。先ほどの一人が発見するも沼にはまる。沈みかけながらマルクになぜ戻ってきたんだグロリア、俺を愛していたかと尋ねた。マルクが愛していたと言うと満足げに沈んでいった。 タイトルとパッケージからもっとゴアゴアな映画と思っていたから肩すかしを食らった。全編を通しても初手おばあさんとおばさんに言い寄られるシーンが一番嫌だったレベル。 最近のアメリカ映画と比べると画面に華がないな。シーンも車の運転とか風景とか、ちょっと長くて何も起きないカットが多い感じ。でも上映時間が短かったからまあ、楽しめたかな。2時間この調子だときついかもしれない。 監督がサスペンスは省いたって言ってた通りバルテルの視点が序盤からあったから早々にヤバさが察知出来る作りで、特に写真の入った封筒にお金も入ってたんだけど目もくれずに写真だけパクるシーンが印象的だったかな。 途中の赤いカッパを着た子供達が映るシーンは何だったんだろ、分らん。 結局グロリアはバルテルと婚約しつつも、村人といい関係にあってまた別の人と駆け落ちしたってことなのかな。存在含めてグロリアが謎のまま終わった。 バルテルはマルクをグロリアにしようとしてたわけだけど、村人はグロリアの服着たマルクをグロリアだと思い込んでるのって知能ゆっくりレベルじゃん。 何だかんだ思うことはあるけど面白かったな。作品情報
原題:Calvaire
配給:トルネード・フィルム あらすじ
ストーリー
感想